丘ふみ游俳倶楽部の部長の中島葱男さんは、京都で着物の染め物をする着物作家である。京都市長賞を2度も受賞したことがある有名な着物作家である。
このように、素晴らしい作品を仕上げる着物作家なのだが、着物の需要は落ち込むばかり。
そこで、新たな仕事として、フェルトによる洋服を作る仕事を始めた。
「セレネッラの咲くころ」というお店だ。
その作品のいくつかを紹介しよう。
葱男さんは、九州大学の文学部出身。文才があり、小説家を目指していた。それで、俳句が出来る。しかし、昔から、絵心もあった。「天は二物を与えず」は、葱男さんには通用しない言葉。
葱男さんが、丘ふみ游俳倶楽部を立ち上げたのは、2004年だったので、丸十年、ハイジャン男は、俳句をやって来た。葱男さんが部長、ハイジャン男は副部長を務めてきた。葱男部長とハイジャン男の自慢は、120回のネット句会で6句を毎回投句してきたことだ。よくも十年が続いたものだ。
「簾越し十年の時見つめをり」
ハイジャン男