本日、ハイジャン男の近くのとある民家の解体現場で、ハイジャン男は意を決して、卯の木すなわち空木の運命を尋ねてみた。信じたくなかったが、切られて捨てられたようだ。


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最後にハイジャン男が収めた空木の写真。これが、最後の写真となった。あれだけ、愛着を持って育てられていた空木だ。家主は、どうして移植されなかったのか?

しかし、この民家のご主人にとって、次の住まいがアパートやマンションであれば、移植することは出来ない。おそらく、断腸の思いで捨てられたのだろう。

「捨てられし空木や虚ろなりし秋」

ハイジャン男