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本日、ハイジャン男は、昨年8月に96歳で亡くなった父の妹、叔母の一周忌の法要に出かける。

祖父、牛眠の俳句のコピーを親戚に差し上げることにしている。従兄弟たちにとっても、牛眠は祖父である。祖父の残した俳句を見てもらいたいからだ。



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昨日、コピーを5部取ってみたが、俳句の数は165句にも及ぶとコピーの枚数が嵩む。新年、春の所までコピーした。それでも、新年10句、春43句ある。


祖父の俳句と叔母の関係については、2013年12月23日の本ブログ記事に「祖父の俳句」を書いているので、ご参照戴きたい。

ハイジャン男が、祖父の俳句が載っていそうな「苒峰会句集」という古本をネットで見つけて購入したところ、そこに祖父の俳句が165句も掲載されていて、俳句を嗜む叔母に預けていたのだ。

叔母は、85年前に死に別れた父の俳句に再会したのである。

写真にある祖父牛眠の俳句を孫のハイジャン男が鑑賞してみよう。

季語は「接木」。

接木人に落ち来て山の雲白し

花鳥に媚びぬ風雨や接木の芽

石に踞して接木見て居る女かな

一句目、接木人?接木職人のことか?山の白い雲が近くに感じる。壮大な景だ。

二句目、花鳥というと、メジロやウグイスのことか?春の風雨は花鳥に冷たく時には厳しい。そこに、春を感じさせる接木の芽もある。おそらく、梅の季節に、他の接木の芽が芽吹く様か?

三句目、少し憂いのある句だ。石に踞した女が接木を見て居るという設定だ。飲み屋の女かもしれない。祖父は医者で粋な御仁だったようだ。

この他に50句がコピーに含まれている。従兄弟たちがもっと欲しいと云えば、夏、秋、冬の祖父の句をコピーすることになるだろう。

「夏までは至らず祖父の句のコピー」

ハイジャン男