いよいよ、ハイジャン男の試験の日がやって来た。今日の3限目、13時から14時までの1時間。今日の科目は、生物有機化学だ。




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このように、一生懸命に問いた問題が、実際に身に付いているか?試験で判断する。


いくつか、注意事項を述べておこう。国家試験と同じ形式の五者択一問題では、落とし穴があるかもしれない。

例えば、

アスパラギン酸は、分子内に2個アミノ基を有する酸性アミノ酸である。

この記述では、「アスパラギン酸は、酸性アミノ酸である。」は正しい。

しかし、「分子内に2個アミノ基を有する」は誤り。アミノ基をカルボキシル基にしなければいけない。

最近、管理栄養士の国家試験では、この手の問題が増えつつある。

短絡思考では、解けなくなっているのだ。

よく考え、疑問を持ち、真剣に取り組んだ者にご褒美があるような問題にしたいものだ。

アミノ酸の構造を全部覚えた人はいるかい?覚えても直ぐに忘れるようでは、それは一時の気まぐれと言われても仕方あるまい。側鎖が、疎水性のアミノ酸をリストアップしよう。それらのアミノ酸の側鎖は、たんぱく質が立体構造を取った時に、分子の表面にある?内部にあるの?

たんぱく質は、何故、変性すると沈殿するの?沈殿は、水に溶けなくなることだ。その時、水とどんなアミノ酸が接しているの?そのアミノ酸は、側鎖が疎水性?親水性?

こんなことを真剣に自らの頭で考えた人は必ず答えが出るようにしているよ!

「七月の最後に知恵を絞り出す」

ハイジャン男