ハイジャン男の勤める大学の新館から本館へと行くと、夏には明らかな冷気が感じられる。
本館は、昭和43年に完成した建物だから、築46年だ。とにかく、古い建物は、建築資材が今と違うのか?夏は涼しく、冬は暖かいのだ。この冷気が奥からやって来るのである。
本館の二階である。廊下も広く、冷気に満ち満ちている。一階はもっと涼しく感じる。
階段で二階から三階へ。階段は、スペースを広く取り、ゆっくり登れるようになっている。階段にこれだけのスペースを取るような設計は今では考えられない。
ハイジャン男の研究室がある三階だ。左側が北の方向になるのだが、真ん中辺りにハイジャン男の研究室がある。
一階、二階、三階と少しずつ冷気が薄れるものの、三階でも快適である。
ハイジャン男の勤める大学は、今年、創立60周年を迎えるが、この本館は、築半世紀を迎えようとしている。夏は涼しく快適な本館は、建て替えを視野に入れているようだが、なるべく大事にしたい建物だ。
「本館は築半世紀涼しけれ」
ハイジャン男