ハイジャン男の大学陸上部OB会は、アヒレス会という。昭和3年に出来た当時から、この名前で呼ばれてきた。今年、86年目となる。この組織だか、現役部員とOBと一体の組織で、OBは、会費を払い、現役を支援するという緩い共同体の組織でやってきた。
アヒレスとは、何か?Wikipediaで調べてみよう。
アキレウス(古代ギリシャ語:Ἀχιλλεύς、Akhilleus、ラテン語: Achilles)は、ギリシア神話に登場する英雄で、ホメーロスの叙事詩『イーリアス』の主人公である。ラテン語ではアキレス。
プティーア(プティア)の出身で、プティーア王ペーレウス(ペレウス)と海の女神テティスとの間に生まれた。アイアコスの孫にあたる。スキューロス島の王リュコメーデースの娘デーイダメイア(英語版)との間にネオプトレモスをもうけた。トロイア(イリオス)戦争にはミュルミドーン人を率いて50隻の船と共に参加したが、弱点の足を射られて命を落とした。足が速く、『イーリアス』では「駿足のアキレウス」と形容される。
アキレスをドイツ語で読めば、アヒレスだ。昭和3年に、先輩諸氏がこのギリシア神話をもとにネーミングして下さったのだ。しかし、陸上競技部には、持って来いのネーミングだと感心しきりである。
さて、そのアヒレス会のOB会総会が、昨日、16時より、ハイジャン男の勤める大学の教室をお借りして行われた。ハイジャン男の大学だが、ハイジャン男が責任者として居れば、このような会を行うのに、只同然で教室を貸して下さる。資金の少ないOB会としては、背に腹は代えられないとハイジャン男の大学の教室を借りることに関係者も賛成してくれた。
総会は、稲葉会長を議長として始まった。
今回の総会だが、OBのY氏より、規約の改正について、発議があって、結構な時間を費やした。2年前に、現役部員たちを準会員にする規約が発効し、それにY氏が憤慨していたのだ。それを覆すには、出席者の三分の二の賛成がなくてはならないように、規約改正のハードルも高くなる規約を作り上げられていた。
ハイジャン男は、実は、アヒレス会の副会長ではあったが、新しい規約について、弁護士をするRさんが見てくれていた関係で、彼を信頼して、見過ごしてきた感もある。Rさんの言い分は、「会員にすると、総会に出席したり、会費を払ったりといろいろな義務が発生する。それを免除するようには出来るが、なるべく、例外は作りたくない。」ということなのだろう。
Yさんも法学部出身で、総会までの間に、Rさんとの法律論が続いてきたのだが、結局のところ、委任状を70人以上集めて、総会に臨んで来たYさん、90対10の圧勝で、規約改正は成立した。要するに、アヒレス会は、元の緩い共同体に戻った格好になった。
新役員の選出も行われ、稲葉会長、副会長にハイジャン男のブログに写真を提供下さっているKさんとハイジャン男。他、Yさんを含めて、Yさんの推薦する若手OBがたくさん選ばれた。前幹事で今回は身を引こうとしていたIさん、Rさんも若手OBの強い推薦により残ることになった。
こうして、行われた総会、若手OBが積極的に堂々と自分の意見を述べ、たいへん民主的な総会になった。3時間半を要したが、実りある総会で、一致団結して、アヒレス会の発展を図りたいものだ。
さて、懇親会は、かきたROで、遅れること50分、稲葉会長の乾杯の音頭で始まった。
かきたROママが、女利き酒師の意地を発揮して下さり、酒には、亀齢が登場し、酒通の稲葉会長、Hさんが大喜びだった。ハイジャン男が飲み過ぎたのは毎度のことで、さして取り上げることではなかろう。
「卯の花や垣根なきごと咲き誇る」
ハイジャン男
垣根なき咲き誇る卯の花のようにOBのみんなは一致団結しようという意味だ。