ハイジャン男の家の側の民家にある卯の花。今朝は、まだ雨も降らずに、何とか満開の写真を収めることが出来た。
雨は、一日中降り続けた。卯の花が満開の頃に、まるで卯の花を腐らせるかのように降り続くうっとおしい雨のことを「卯の花腐し」と言う。「うのはなくだし」と読む。今日は、満開の卯の花と卯の花腐しの両方を一日で見ることが出来た。
空は、雲がうっすらと立ち込めていたものの、駅にもう一息というところで、雨になった。
ところが、西鉄薬院駅から、地下鉄七隈線で、別府駅を出る頃には、雨は本降りに変わっていた。よく知る4年の女子学生に会い、傘にどうぞと言われて、相合傘で校内まで一緒させてもらった。Yさん、有難う。
どうして、傘を持たずに向かったかと言うと、研究室に数本傘を置き忘れていて、大学までは、傘を差さずに行けると踏んだからである。
今日は、基礎生物学の講義を1限目と4限目の2回、学部の1年生に講義した。1限目には、クラスの学生もいる。
進化論の話となり、ダーウィンの話をした。ダーウィンは、1809年生まれ、1882年没。初めてかもしれないが、ダーウィンに因んだハイジャン男の俳句の話もした。
「夏霞ダーウィンの髭伸びゆけど」
ハイジャン男
掲句は、俳句界のめ~る一行詩に入選した句である。活字になった俳句であるから、学生に披露するのに躊躇いはない。2009年7月号に掲載されている。
この句の鑑賞だが、2009年は、ダーウィン生誕200年。ダーウィンが生きていたら、どこまであの髭が伸びていたろうかという興味もさることながら、ダーウィンの死後、進化論は紆余曲折して、未だに自然選択説に、疑問を呈する者も多い。ダーウィンの生誕200年を迎えたものの、進化論は夏霞の如く、不明のままである。この事を言いたいのであった。
ハイジャン男は、ブログを始めたことで、俳句をしていることを、何も隠さずに堂々と宣伝することが出来るようになった。単に、パワーポイントのダーウィンの写真を見せるよりも、より印象的な講義になるかもしれない。果たして、反響はどうだろう?
講義を終えて、とある飲み会の後に、帰宅。その前に、またしても、卯の花の写真を収めた。
雨は、一日中降り続けた。卯の花が満開の頃に、まるで卯の花を腐らせるかのように降り続くうっとおしい雨のことを「卯の花腐し」と言う。「うのはなくだし」と読む。今日は、満開の卯の花と卯の花腐しの両方を一日で見ることが出来た。
幸運の一日だった。雨のうっとおしさはあったが、、。
「満開と卯の花腐し一日かな」
ハイジャン男
一日は「ひとひ」と読む。