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2月20日に、群馬より里帰りした群馬のボランティア男こと林正樹さんの歓迎会が開かれたが、出席下さった蝶採り仲間の新宮のMさん、林さんだけでなく、ハイジャン男にも、キリシマミドリシジミの卵を飼育してみたらと送って下さった。冷蔵庫にしまっておいて、3月末から4月にかけて、冷蔵庫から出して孵化させるように言われていた。

ハイジャン男は、蝶の飼育は手がけたことはない。ただ、一度だけ、神戸の蝶採りのプロKさんから、ハイジャン男が沖縄で採集したアオタテハモドキの雌の成虫を送ってほしいと頼まれていたお礼にと、この蛹を五つもらって成虫にしたことがある。確か、2005年のことだった。

新宮のMさんより、「早くキリシマミドリシジミの卵を孵化させなさい。」とメールを戴いた。しかし、やったことのない事への挑戦がプレッシャーとなっているのか?重い腰がなかなか上がらなかった。キリシマミドリシジミの幼虫はアカガシの新芽を食べるらしいが、アラカシの新芽でも構わないらしい。アラカシは、庭の生け垣となっているので、餌の確保には困らない。

ところが、重い腰を上げようとしていた矢先に、植木屋さんがやって来て、生け垣をバッサリと刈ってしまった。また、やる気を失くしてしまっていた。

そこに、Mさんの更なる教育的指導がメールで何回かあった。

とうとう、重い腰を上げたのは、4月26日になっていた。林さんに遅れること一ヶ月ではなかったろうか?

キリシマミドリシジミの幼虫はものすごく小さい。なかなか孵化しても、幼虫になったか判断出来なかった。Mさんによると、キリシマミドリシジミの卵は、孵化すると、卵に黒点が付くとのこと。あとは、幼虫の糞がとても小さいのだが、見えてくると、幼虫がいるとわかるとのこと。なかなか黒点は出ない。もう、卵が死んでしまったのか?不安であった。すると、そのうち、ティッシュペーパーの上に小さな黒い粒の糞が見え始めた。糞は段々大きくなっていった。しかし、幼虫を探し出すことは出来なかった。素人の観察力の欠如からであろう。

そして、先週の日曜日に初めて幼虫を確認出来た。0.5~1センチくらいにはなっている。感激した。飼育を経験したことのないハイジャン男の生まれて初めての孵化成功である。


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そろそろ蛹になろうとしているのか?




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虫嫌いの方がおられたら、一言。虫の細胞は、ヒトの細胞の瓜二つなのです。形はグロテスクであろうと、細胞が生命の基本単位であり、それが瓜二つであれば、虫の生命もヒトと同じく尊いものなのです。そういう気持ちで地球上の生物に接してほしいものです。

「幼虫の色は黄緑夏の蝶」

ハイジャン男