昨日、ハイジャン男は、1限目、2限目、4年生に管理栄養士特論IIの講義を担当した。管理栄養士の国家試験対策のために、生化学の問題を解かせて、解説した。講義を終えて、中庭を通ると、ブラスバンドの演奏が響いてきた。
音楽で思い出したことがある。今年、卒業したS君。宮崎県日向市の大きな精神病院の子息だった。何でも、兄弟で病院を経営しておられるらしい。その弟の娘のSさんも同学年にいた。S君、医者になるために、6年くらい浪人を繰り返したが、夢叶わずに、管理栄養士の資格を取るために、本学に遅れて入学したのだった。従兄弟のSさんも、奇しくも同学年になったというわけだ。
S君、歌がプロじゃないかというくらい上手い。謝恩会の時に、初めて歌声を聞き、ハイジャン男、「君には負けた!」と貰ったプレゼントを思わずあげてしまう程の上手さであった。
そのS君から聞いたのだが、S家は、兄弟とそのお嫁さんたち、みんな音楽が趣味で、家族で演奏会などを行い、患者さんたちに、その音楽を披露したりしているとのこと。みんなが音楽で結ばれているとのこと。だから、仲が良くて、兄弟経営も上手くいっているらしい。
まさしく、そうだろう。音楽をする家族に諍いなしだ。その音楽だが、写真のブラスバンドでもいい。クラシックであってもいい。カラオケでもいい。音楽で一つになれる。
今年、ハイジャン男の卒業生の1人がこのブラスバンド部に所属していた。彼氏も同じブラスバンド部に所属していた。この2人、ハイジャン男は将来、結婚すると想像している。そして、S君の家族と同様に、新しい音楽一家を作っていってほしいものだ。