ハイジャン男が所属する俳句クラブの「丘ふみ游俳倶楽部116号」が昨日発刊した。


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早速、今月号のA部門→雑詠の部とB部門→兼題の部の特選第一席句を紹介しよう。

当季雑詠*全60投句(入選44句)


【特選】


一席
●さへづりの中に置かれし譜面台=修治 


◎淳、ぼ、佳◯十、ま、ラ、雪、香、メ、資=23点 
(ぼ:小鳥達が譜面を読んでるような楽しさ。 佳:予定調和のようですが、譜面台だけ置かれている情景の不思議さも感じます。人の気配があるような、無いような。宮沢賢治的空間を思いました。 十:自然の中での音楽会たろうか。小鳥たちもその譜面を見ているかのように囀り続ける。何とも爽やかな景。 ま:緑の中で聴く音楽、すばらしいでしょうね。 葱:美しい情景ですね。 ラ:美しい音色の合奏が聞こえてきます。 雪:野外コンサートでしょうか。さえづりが清々しさを感じます。 資:囀りと譜面台の組み合せが妙。) 


ハイジャン男は選に入れなかったが、予選には残っていた句。選評にあるように、「囀りと譜面台の組み合せが妙。」は当を得ている。ハイジャン男には、この譜面台を見ている人はなく、それを見て鳥たちが歌っているように感じた。粋な計らいじゃなかろうか?



兼題『季:春の夢』『漢:前』=全60投句(入選43句)

【特選】

一席
●前掛の男結びや桜鯛=紅椿 


◯葱、ま、砂、修、香、秋、喋、久、資△雪=19点 
(葱:祝い事の宴に旦那みずから腕をふるっているのでしょう、かっこいい! ま:明るいイケメンが浮かんできます。 修:粋だね! 秋:さぞや鯛もりっぱなのでしょう。気合が入る。 久:気合いの入った女の人を思わせます。気合いとかの言葉を使わずにさりげなく詠んだのがいいですね。 資:男の料理のめでたさをきっぱりと。) 


ハイジャン男はやはり予選には残していた句。ハイジャン男は、料理はからっきし駄目だ。果たして、この男結びの主は、男か?女か?案外、女でなかろうか?気合いを入れて、桜鯛を捌いている肝っ玉母さんなのではなかろうか?


ところで、ハイジャン男の句の成績やいかに?6句中、5句が入選したが、案の定


⚫︎海を見て都心眺めて山笑ふ


は無選だった。入選した句も低調な点盛りだった。丘ふみメンバーの低調さがはっきりと現れた。世の中には、俳句に人生を賭けると言っても過言ではない上級者が五万といるのだ。ハイジャン男も必死にもがかなければならない。もがき苦しんで、そこに俳句が落ちてきはしまいか?


「覚悟ある人に落ち来る花の雨」


ハイジャン男