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今年の大河ドラマの軍師官兵衛の終焉の地がこの福岡である。観光客への幟が福岡空港にあった。

古くより、中国や朝鮮との貿易の拠点として栄えた商人の自治自由都市の博多に新たに福岡城が築城され、完成したのは、1607年という。

慶長5年(1600年) - 黒田孝高・長政父子は関ヶ原の戦いの功績により豊前国中津16万石から、一躍筑前一国52万3千石を得て名島城2に入城した。便宜上から名島城を廃し、福崎丘陵(現在の舞鶴公園・福岡城跡)を新城候補地に選定した。慶長6年(1601年)には築城が開始され、7年後の慶長12年(1607年)に竣工した。

一度も戦に敗れたことのない官兵衛、もしかしたら、天下を取っていたかもしれない官兵衛、妾を取らずずっと妻の光(てる)と添い遂げた官兵衛。その波乱万丈の人生は物語として見応え充分である。特に、福岡市民にとっては誇りでもある。

私事で恐縮だが、ハイジャン男の父の妹の嫁ぎ先の甘木のK家は、その先祖の兄が官兵衛が有岡城の牢獄に囚われの身になった時に、牢屋の門番をしていた。官兵衛に「無事に牢獄を出れたなら、一児を養子に貰いたい。」と懐柔されて、事実、この養子が初代三奈木藩主の黒田一成となり、官兵衛の息子の黒田長政を支えた。この甘木のK家の側に、有岡城主だった荒木村重の末裔が住職を務める寺があるのも不思議。官兵衛は、村重の子孫を篤く匿ったことが分かる。

このように、智あり、勇気あり、愛ある官兵衛を主演の岡田准一が素晴らしく演じてくれるものと期待している。

「官兵衛は戦に負けず揚雲雀」

ハイジャン男