ハイジャン男は、昨日、西日本シティ銀行六本松支店に、S先生定年退官感謝パーティーの会費を振り込みに出かけた。ハイジャン男は、自宅の大橋から大学のある別府まで、西鉄大牟田線と地下鉄七隈線を利用している。西鉄の大橋駅から薬院駅まで、西鉄大牟田線で行き、薬院駅で地下鉄薬院駅へ乗り換え、地下鉄七隈線で別府駅で下りる。西鉄大牟田線の所用時間は、急行で4分、地下鉄七隈線の所用時間は6分である。自宅から大橋駅まで13分、別府駅から大学まで5分かかる。待ち時間を加えて早くて35分と快適な通勤時間だろう。久しぶりに六本松の地上に出てみて驚いた。母校である九大教養部の更地だ。
一枚目の写真は、中央部を拡大している。山の上に立つのは福岡山の上ホテルだ。
二枚目の写真は西側を、三枚目の写真は、東側を拡大せずに撮っている。完全な更地になったものだ。
1955年に校地は、後身の九州大学に継承されて、「第一分校」の校地となった。1963年(昭和38年)に「教養部」となった。1994年(平成6年)の教養部廃止後も、全学教育科目の講義は引き続き六本松地区で行われたが、2009年(平成21年)に六本松地区は廃止され、伊都地区に統合移転となった。跡地は都市再生機構に売却された。
ハイジャン男は1972年に九大教養部に通い始めた。入学式を箱崎キャンパスにある記念講堂で済ませたのち、市内電車で教養部のある六本松地区に初めて降り立った。42年前のことだ。
「廃校の門閉ざされて紅葉散る」
ハイジャン男(2010年1月号文学の森俳句界め~る一行詩入選句)
2009年初冬の六本松キャンパスの門は堅く閉ざされて、紅葉が散っていた。あれから、5年もかけて完全な更地となった。早く、裁判所が移転し、UR都市機構によるマンションなどが出来るのを待つのみである。
「廃校の更地の母校草青む」
↓推敲
「母校跡やつと更地に草青む」
ハイジャン男
推敲前の句は、学校が倒産したように感じる。完全なハイジャン男のミスだ。推敲は、1人よがりを冷静になって見直すのに欠かせない。しかし、ハイジャン男は、あまり推敲をしない。ハイジャン男は一発で決めたいのだ。