写真の山は浮岳だ。浮岳のWikipediaを引用させてもらう。
『浮嶽(うきだけ)は、福岡県糸島市二丈と佐賀県唐津市七山との県境に位置する山である。脊振山系の西端を成し、霊峰として知られる。海抜は805.1メートル。山頂からは壱岐が見える。浮岳ともいう。別名は筑紫富士(つくしふじ)。山頂に浮嶽神社の上宮が鎮座する。同神社の中宮(旧久安寺)は中腹にある。
ある時、海に出て時化にあった時に「雲の上に浮かぶ山容を見つけ助かった」ことが山名の由来と、地元民は云う。神功皇后がこの山頂で戦勝祈願し、帰朝後、神社を建立したと伝説にある。後に、聖武天皇の時代に渡来した清賀上人が「浮嶽久安寺」を開き、神仏混淆の神社となるも、山体自体が信仰の対象であったという。』
ハイジャン男は、残念ながらこの山の頂には登ったことがない。車のない時代には、福岡市から遠く、またアプローチに時間がかかったせいもある。今は、車があり、簡単に登り口に到達出来る。近くに「まむし温泉」もあり、下山後に温泉というのも良い。
ところで、浮嶽を西行法師が詠んでいる。
『音に聞く筑紫の富士に来てみれば霞にまがう雲の浮嶽』
西行法師は、唐津の鏡山でもいくつか詠んでいる。いずれ、ブログで紹介したい。
「西行のやうに待つ春筑紫富士」
ハイジャン男
