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写真の蝶はオオイチモンジである。横山光夫氏の図鑑の頃(昭和36年頃)には、珍蝶の一種だった。ハイジャン男の福岡教育大学附属福岡中学校の同級生が群馬県から送ってくれた。林正樹さんである。


中学卒業30年の記念の同窓会が15年前に開かれた。当時、林さんは岡山に居たのだが、同窓会に来て、「ハイジャン男さん、蝶採りは続けようと~?僕は95種まで来たよ。」と思いもよらぬ言葉を発したのだった。「えーっ!林君、蝶採りしよったと~?知らんやった。」何でも、高校で生物部に入り、蝶採りをはじめたらしい。負けず嫌いのハイジャン男である。当時、自分がたった50種しか持たないことが悔しかった。しかし、林さんは、キリンビールの工場勤務で三年くらいに一回の全国各地への転勤があり、蝶集めには最適の職場である。

林さんは、中学時代は帰宅部所属だった。スポーツは得意なのに、クラブ活動しない。まあ、それが彼のスタイルだったようだ。しかし、足が早かった。ハイジャン男は、当時はバスケットボールのクラブ活動をしていたが、本当は陸上部に入りたかったのだが、背が高かったので、バスケットボール部へ無理矢理引っ張り込まれたのだ。

中学二年生の時に、三附中戦が久留米で行われた時に、林さんは800mに出場して、最後にゴボウ抜きをして優勝した。確かタイムは、2分13秒4だったと記憶している。同級生から、「林は早し。」ともてはやしを受けた。因みにハイジャン男は、走り幅跳びで優勝した。両者ともに二年生の部での優勝であった。そんな訳で、林さんとは、不思議な共通点があり、謂わば戦友のようなものである。

その彼からの蝶の話に黙って手を拱いている訳には行かない。ハイジャン男は、蝶仲間のMさんの手助けを借りながらも、林さんの95種を上回ろうと頑張った。現在、120種のハイジャン男。今のところ、林さんのコレクションは、150種とのこと。197種までコレクションを増やしたMさんに、林さんも感心していた。2月に林さんは里帰りするとのこと。是非ともMさんを混じえて蝶談義したいものだ。

「飛んで来るフェイスブックの冬の蝶」

ハイジャン男





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