昨日、ハイジャン男の後期の一年生対象の生化学の講義は第14回目が終了し、いよいよあと一回でお終い。試験が待っている。

生化学とは、人体を構成する物質の化学の学問であり、その構成する物質は、たんぱく質、脂質、糖質が主なものだ。細胞の中の約60%はたんはく質で、次いで脂質が約20%を占める。糖質は、5%くらいしか含まれない。これらの物質は、栄養学の分野では、三大栄養素と呼ばれている。

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講義もいよいよ佳境に入り、ハイジャン男は、写真のように、三大栄養素を書き、アンダーラインの部分を空欄にして、三大栄養素をどのようなエネルギー比率で摂取しているかノートに書かせてみた。

一年生とはいえ、丸一年栄養学のことを勉強してきたわけだ。この基本が分からないでは済まされない。しかし、なかなか空欄は埋まらない。今の一年生も小中教育でゆとり教育の被害を少なからず受けて来た世代だ。教室の後ろに陣取る学生はさて置き、最前列の学生ですら、答えが覚束ない。最前列の1人がすらすらと書いているように感じたものの、たんぱく質のエネルギー比率を何と60%にしていた。確かに、細胞には、たんぱく質が1番多く、60%を占めるが、摂取エネルギー比率はたったの約15%で良いのだ。

ここで、何故?と考えるのが大切だ。写真にあるように、たんぱく質には、糖質や脂質には僅かにしか含まれない窒素、元素記号のNがおよそ16%の割合で含まれている。その窒素は人体内で代謝されて、有毒なアンモニアとなる。勿論、そのままでは直ぐに死ぬことにつながるので無毒化させるが、たんぱく質を摂ることはたいへんな労力となる。だから、たんぱく質の摂取エネルギー比率は最小限必要量の約15%で良いのだ。

逆に、糖質は体内貯蔵に向いてなく、即エネルギーとなるので、60%くらい摂るのが良いのだ。

学生たちの不出来には驚いたが、人間は痛い目にあって初めて勉強の足りなさを痛感するものだ。学生たちに、今日の白板を写メに撮り、常々、それを眺めて反省するように勧めておいた。

「失敗の白板写真寒の水」

ハイジャン男