ハイジャン男が初日の出を宝満山から拝んだのは大学を卒業する年だったから、もう40年近く前になる。福岡市近郊で初日の出を拝む山のスポットとして有名なのがこの宝満山(ほうまんざん)である。

ハイジャン男が高校生の頃には初日の出を宝満山頂から拝むのが既に流行していた。確か一年、二年生の時に宝満山に初日の出を拝みに登った。二回ともに曇り空に初日の出は隠れてしまい目的を果たせなかった。

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宝満山は829.6mで(写真は南側の三井郡より撮影)、福岡県筑紫野市と太宰府市にまたがっている。別名、御笠山、竃門山とも言う。麓にある竈門神社の上宮が山頂にある。大宰府政庁の鬼門である北東にあり、大宰府を守る山として崇められてきた。九州では、英彦山、脊振山とともに北部九州の三大修験道の山として名高い山だ。全山花崗岩から成り、頂上は岩が突き出ていて、信仰をそそる山である。

山頂からの眺望は素晴らしいの一語に尽きる。

北に筑紫平野の福岡都市圏と博多湾、それに浮かぶ志賀島、能古島。

東に旧宝満山(868m)とそれに続く三郡山(937m)、若杉山(678m)、少し東南に目をやると古処山(862m)、馬見山(978m)、さらに英彦山(1200m)と続く。

南に目を転じると筑後川と筑後平野。そして、その向こうに耳納連山(最高は803mの鷹取山)、遠く南南東に九重連山(最高は中岳1790m)まで空気が澄んでいれば見える。

西に目をやれば、筑後川の河口の向こうに有明海、その向こうに雲仙岳(平成新山は1480m)まで見える。北西には、佐賀平野そして脊振山系(脊振山の1055mが最高点)が見える。

このように歴史もあり、山自体が登る意欲をそそられ、しかも眺望が素晴らしいとあれば、人気の初日の出スポットとして長く親しまれてきたのも頷ける。

新年を迎え、大宰府天満宮への参拝客で、西鉄は終夜運転である。アクセスにも問題ない。西鉄大宰府駅を下りて、大宰府天満宮に立ち寄り、無事を祈願して登り始めても良い。天満宮境内の北にある茶店を通るとトンネルがあり、そこを抜けて竃門神社のある内山方面へ右折する。ここより歩いて20分、宝満山の麓、竃門神社に到着する。春は桜、秋は紅葉の名所である。無事を祈願してここもお参りして行くが良い。

最初の登りはいろいろな道がある。一ノ鳥居まで左に向かう車道をのんびり歩くも良いし、時間を節約したいなら、右手の沢沿いの道を行き、少しきついが、直登コースも選べる。

一ノ鳥居まで来たら休憩だ。最近、車でここまで登って来るハイカーが多く、駐車スペースは限られていて、車で来ると困ったことになることもある。駐車料金400円を払って、竃門神社が持つ駐車場に車を置いて登ることをお勧めする。

一ノ鳥居から、急な石段が続く。ハイジャン男のようなスモーカーは息も切れ切れになる。次の休憩場所はつい鼻の先にある水場である。ゆっくり冷たい水を飲んでほしい。夏ならば何杯でも飲みたくなる憩いの場所だ。

ここから道は右手に折れて石段の連続、汗が冬でも吹き出し、着ていたセーターを脱ぎたくなる。漸く、中宮跡に達する。もう直ぐ山頂かと思うのは甘い。百段雁木と呼ばれる一番の難所が待ち受ける。ほうほうの体でそれを乗り越えると道が2つに分かれる。右手は山頂を巻いてキャンプ場に達する。そこから、山頂を目指すのも良いが、ここは直登コースをお薦めする。胸付き八丁とよく言うがまさしくきつい登りの連続で最後の気力を振り絞る。すると、岩のテラスが見えてきて、それに取り付けられた階段を登ると遂に山頂だ。立派な上宮が見える。

元旦の朝は山頂は人だかりになっていることだろう。早く着いた人でテント持参の人は数十メートル下ったキャンプ場にテントを張り、持参したお節料理でお屠蘇を飲むのも粋でよろしい。

当日は例年5000人が訪れるらしい。早めの行動が望まれる。当日の日の出は7時20分。備えあれば憂いなし。5時半には頂上に居たい。大宰府駅から3時間で達するとして、大宰府駅に2時半到着は如何?おそらく、参拝客でごったがえしてるだろうから、もう少し早めの行動が良いかも。とにかく、防寒対策を怠らずに、食糧もたくさん持ち、テント、シュラフ持参が良い。

明後日の天気予報は曇りのち晴れ。初日の出を拝めることを祈っている。なお、詳しいことは、以下のホームページで確認して下さい。

http://gxc.google.com/gwt/x?client=ms-nttr_docomo-jp&output=xhtml1_0&wsc=tb&u=http://sp.walkerplus.com/newyear/detail/ar1040s30129/&ei=HejAUsa-McORkQW7koGwBA


実際に登られた方々へ。ブログを書いておられる方々は当日の様子などお聞かせ下さい。ハイジャン男のガイドに誤りがあれば、コメント下さい。よろしくお願いします。

「気力湧く宝満山の初日の出」

ハイジャン男

追伸

宝満山の四季折々の写真をもっとご覧になりたい方には、「祈りの山-宝満山」(栗原隆司撮影、海鳥社)をお薦めします。栗原氏はハイジャン男の高校の同級生で、丘ふみ游俳倶楽部の仲間でもあります。栗原氏は有名な鉄道写真家で自らを「旅ぐらふぁー」と称しています。大宰府天満宮の要請で、一年以上宝満山を取材して出版しました。写真はいずれも栗原隆司氏のご提供によるものです。

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栗原氏、

「五月湧く裏宝満の金の水」

の名句を詠みました。実景の説得力がある句です。今年の12月にも宝満山の写真展を開いたとのことでした。写真展をされる時はこのブログでお知らせします。

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