失った歯を取り戻す治療をした人にとって本当に重要なのはその後のメンテナス

歯の健康は、口の中だけの問題と捉えている人も多いと思いますが、近年、歯周病と生活習慣病、歯と老化などの関係も徐々に解明され、認知症の予防にも大きく関わっていることが明らかになっています。

特に、虫歯や歯周病といったトラブルで失った歯を取り戻す治療をした人にとって、本当に重要なのはその後のメンテナスです。

1本でも多くの歯を残すには正しいメンテナンスとお手入れが重要となります。

メンテナンスによる口腔環境改善の事例

インプラントではないが、そういう事例の記事を見つけたので勝手に紹介します。

参照:【実体験】5本の歯を失った男が真剣に治療に挑んだ結果! かかった治療費とその全プロセスを公開

30代中盤で5本の歯を失い、週一回の通院を約7カ月間続けて、ようやくまともな口腔環境を手に入れることができた男性の治療記録です。

患者の状態

欠損していた歯の本数は全部で5本。正確には、歯冠崩壊もしくは残根状態の歯が5本。上は右中ほどの歯が3本、下は右奥歯と左中ほどの歯がそれぞれ1本ずつ。

メンテナンス内容

29回の通院で治療が終了後は、口腔環境を整えるために定期的に歯医者さんで歯石を取り除きつつ、正しい歯磨きの仕方を教えてもらい歯磨きを見直す。

口腔環境が整うまでの期間

通院から数カ月を経たあたりで歯の再石灰化が始まり、エナメル質が新しく生成されはじめる。

まとめ

インプラントはお手入れがとても大切です。

メンテナンスによって、インプラントがどのくらいの寿命となるかが決まってくるといっても過言ではありません。

インプラントは、メンテナンスやセルフケアをしっかりと行えば長く持たせることは可能です。しかし、メンテナンスやセルフケアが十分でないと、インプラント歯周炎といったインプラントの歯周病にかかってしまうことがあります。これは天然歯の歯周病と同様に、重度になるとインプラント体ごと抜け落ちてしまう事もある怖い病気です。

こうした歯周病を防いだり、残った歯を健康に保つためにも治療終了後は口腔内チェックやクリーニングを定期的に受けることが大切です。

また、インプラントの保証制度を使用した場合なども、定期的なメンテナンスを怠った場合は、保証を受けられなくなることもあるようです。