私がかつて訪城した約25城の「模擬天守」を順次お届けしています。

 

今や市町村のシンボルであり市民権を得た状態で聳えているという理由で、「模擬天守」を採りあげています。そして「模擬天守」については以下の分類があると思います。

 

お城に「天守」があったものの、現在城域外のかなり違う場所に「天守」が建てられている場合

②お城に「天守」があったことが絵図や写真があるが、その絵図や写真とは全く違った形状の「天守」が建てられている場合

③お城に「天守」があったものの、「天守」の形が絵図や発掘物等何もなく判らない場合

④確かにその場所にお城が有ったと思われるものの、「天守」があったという史実が無い或いは確認されていない場合

⑤お城が有ったという史実が全く無い或いは確認されていない場合(今回のシリーズではこれは割愛します)

 

前回ブログでは、次回掲載の模擬天守を「池田城」としていましたが、本日は「尾張旭(新居)城」(愛知県尾張旭市)の模擬天守をお届けします。

 

現在は、「尾張旭城」の天守と呼ばれていますが、「新居(あらい)城」の城跡に建てられた模擬天守です。

 

 

「新居城」は、室町時代に新居村を開拓した「水野家」が築いたお城とのことですが、土塁と堀で守られた居館で、勿論、天守は建てられていません。

 

現在は、その城跡が城山公園となり、1977年(昭和52年)に四層四階の層塔型白壁の複合型天守が建築され、当初は勤労福祉施設として使用されましたが、後に旭市が譲り受けて内部をレストラン等として営業し、市民の憩いの場となっています。

 

上記の模擬天守の分類では④に相当すると思います。

 

私が訪城したのは、1997年9月と随分前ですが、現在も外観は殆ど変わっていないようです。写真はアナログですが、どうぞお許しください。

 

次回ブログは、「池田城」(大阪府池田市)の模擬天守をお届けします。

 

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