私がかつて訪城した約25城の「模擬天守」を順次お届けしています。

 

今や市町村のシンボルであり市民権を得た状態で聳えているという理由で、「模擬天守」を採りあげています。そして「模擬天守」については以下の分類があると思います。

 

お城に「天守」があったものの、現在城域外のかなり違う場所に「天守」が建てられている場合

②お城に「天守」があったことが絵図や写真があるが、その絵図や写真とは全く違った形状の「天守」が建てられている場合

③お城に「天守」があったものの、「天守」の形が絵図や発掘物等何もなく判らない場合

④確かにその場所にお城が有ったと思われるものの、「天守」があったという史実が無い或いは確認されていない場合

⑤お城が有ったという史実が全く無い或いは確認されていない場合(今回のシリーズではこれは割愛します)

 

先日から、江戸時代に「藩庁」として使用された「お城」の支城のような位置づけのお城の「模擬天守」をお届けしています。本日は、「川島城」(徳島県吉野川市)です。

 

四層四階 望楼型の模擬天守

 

「川島城」は、この辺りを領有していた「三好家」の家臣を滅ぼした「川島家」が築城し、その後「蜂須賀家政」のお城となり「林家」が城代となります。

 

「一国一城の令」によって、1638年に廃城となりますが、その後は「蜂須賀家」の「奉行所」が置かれ、幕末・維新まで統治します。

 

現在は、城跡が「川島公園」となり、1981年に二の丸跡に観光用として「模擬天守」が建てられ、館内は「レストラン」と土産物店になっています。上記「模擬天守」の分類では④にあたります。

 

外観は、一層目に大きな入母屋屋根が目立ち、その上に望楼が立つ四層四階の望楼型天守です。

 

模擬天守

 

 

次回ブログは、「長浜城」(滋賀県長浜市)の模擬天守をお届けします。

 

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