文字数制限で途中分断となりましたが、①に引続き「栗林公園」(香川県高松市栗林公園)をお届けします。
「芙蓉峰」からのぞむ「北湖」
高尾カエデが多く植えられている中、落ち葉となった色鮮やかな「楓岸」を抜け、左手の「南湖」に浮かぶ「天女嶋」を眺めながら「吹上亭」と「偃月橋」がコラボする景観のある場所へ辿り着きます。吹上とは当園の水源地であり伏流水が湧いてくる辺りとのことで、そこに集まる鯉の姿には思わず写真を撮りたくなるスポットでした。
「楓岸」の落ち葉
「南湖」に浮かぶ「天女嶋」など
「南湖」にかかる「偃月橋」
「吹上亭」
「吹上」に集まる鯉
「吹上亭」脇から石段を登った先にある「飛来峰」からの遠望が当園最大のクライマックス スポットです。富士山にならって作られた築山「園内随一のビューポイント」の売りでパンフでも紹介されている場所で、ここからの眺めが「栗林公園」の紹介写真によく使用されています。
今度は、「偃月橋」の後景に「掬月亭(きくげつてい)」と「南湖」に浮かぶ島々、そして様々な姿の松の木々、それら全てを受け止めるように構える「紫雲山」が一体となって我々の眼を楽しませてくれます。
当園最大のクライマックススポットである 「飛来峰」からの遠望
「飛来峰」から望む「掬水亭」
「飛来峰」から降りると、城主(藩主)が舟遊びした時に使用する船を係留していた「舟蔵跡」が見られます。そこにはまた、凄まじいほど群がる鯉がいました。
「舟蔵跡」に集まる鯉群
いよいよ当園最後の見せ場「芙蓉峰」は「北湖」と真っ赤な「梅林橋」を望むことになります。
「芙蓉峰」からのぞむ「北湖」と「梅林橋」
日没の16時57分にはもう少し時間がありましたが、山間の木々が多く茂っている所でもあり廻りが薄っすらとなった中、「商工奨励館」に辿り着きました。その中を少し見てから出た北側の広い広場が「檜(ひのき)御殿」跡です。
大唐破風を持つ純和風建築の「商工奨励館」
「商工奨励館」の左側建物
「商工奨励館」平面図
「檜御殿」は、初代「松平頼重」が隠居後に居住の為に建築された建造物で、その後江戸時代通じて「松平家別邸」として明治時代初めまで使用されていました。
「檜御殿」跡
「JR栗林公園北口」に着くころには、すっかりと日没の時間になり、JR「高松駅」までは学生達が多数乗車するので二両の気動車での運行となっていました。
JR「高松駅」からは、17時13分発「快速サンポート南風リレー号」で、JR「丸亀駅」へ向かい17時40分に到着しました。当日のJR走行距離292km、普通乗車賃にして約5,600円でした。
次回のブログは「丸亀城」を紹介します。