昨日(12/10)、午前中は天満橋で用事を済ませ、夜には退職した職場の忘年会にお誘いがありましたので、その間の時間を埋めるべく、約5時間を有効活用した「お城巡り」を敢行しました。

 

行き先は、「柳沢家」15万石の「大和郡山城」(奈良県大和郡山市)と、「片桐家」1万1千石の「小泉陣屋」(奈良県大和郡山市小泉町)の二か所です。

 

勿論、事前に綿密な時間表を作成して、夜の宴会に遅れないようなプラン作りをしていましたので、それを下に行動をしました。

 

上本町のハイハイタウンの地下でサッとランチを済ませ、近鉄奈良線で西大寺経由、橿原線に乗換え「近鉄郡山駅」13時24分着です。

 

電車が「郡山駅」にすべり込む前に、既に目に入ったのが、門跡か郭跡の石垣、そして右手には線路沿いに堀、見上げた所には復興の櫓と多門櫓が迎えてくれ、ワクワク感が募ります。

 

城内の建造物が集まる復興「追手門」と復興「追手向櫓」

出迎えの石垣と櫓群

 

さーて、郡山での滞在時間は約2時間です。

 

前回訪城したときは、「本丸」「二の丸」「毘沙門丸」「常盤丸」と移築門が山門として残る「永慶寺」だけでしたが、今回の事前予習では、かなり見るべき所が多いので足早にアクションしなければなりません。

 

前回は、見るべき情報を持たずに訪城した結果でしたが、その頃に比べて、ネットや「お城本」等による情報収集がより深くできるようになったということです。

 

城主のこと、その歴史背景については、後段「追手門」の紹介時、「本丸」跡内にある「柳沢神社」の紹介時にお話をしたいと思います。

 

さー、見るべき情報紙を片手に、カメラを首からぶら下げ行動開始です。

 

駅の改札を出てすぐに目についたのが、警察駐在所の建物で櫓風です。街一体となっていて、お城好きを迎え入れる態勢が整備されています。

 

駅前の櫓風の警察駐在所

 

北へ向かって少し進んだ所に踏切があり、渡れば主郭エリアに入りますが、その手前の「大和郡山市役所」前には石垣が横たわります。これは、予習では全くマークしていなかった意外な掘り出しモノでした。

 

交差点の南北に、「頬当御門」跡と、更にその北側には「柳御門」跡の櫓台でしょうか、立派な石垣が積まれています。また、「柳御門」跡の東側には「大手堀」の一部が残り、そこを「百寿橋」という欄干に「二重櫓」が付いた橋になっていて、「市役所」に渡れるようになっていました。

 

頬当御門跡

柳御門と大手堀

大手堀を渡る「百寿橋」とその欄干に付く櫓模型

 

この辺りは「三の丸」跡一帯で、少し北側は「五間屋敷」が並んでいた「五軒屋敷」跡碑が立ちますし、道路を挟んだ西側は「三の丸緑地」となっていて、そこに「城内案内絵図」の看板が立ちます。

 

「五間屋敷跡」碑

「三の丸緑地」碑

 

「城内案内絵図」かなり詳しく、天守台や復興追手門・櫓は勿論のこと、郭名、堀跡、城門跡、櫓跡などの所在場所が一目すれば解るように描かれていますので、私達お城ファンは凄く便利なモノです。

 

城内案内絵図(詳細に位置が解る)

 

近鉄線の踏切を渡った南側(左側)には、水が枯れている「蓮池」が、北側(右側)には水が湛える南北に長い長方形の「五間屋敷池」が堀替わりになっていて、現在は「近鉄線」が堀沿いを走ります。

 

堀替わりの「蓮池」

堀替わりの「五間長屋池」(横を近鉄線が走る)

 

踏切道を渡り少し上がると、「二の丸」への出入口である立派な「鉄(くろがね)門」の石垣が少しずれて両脇に立ち、道は枡形となって上って行きます。

 

「鉄門」跡

 

上がりきる少し手前の右手が「陣甫(じんほ)郭」で、現在は住宅が建っています。そして、長い水堀が西側の「毘沙門郭」との間を北側に真っすぐに湛えていて、奥の方に復興「追手向櫓」と復興「追手門」の一部が見えます。

 

「陣甫郭」跡

内堀越しに復興「追手東隅櫓」(右)と「城址会館(旧奈良図書館)」(左)

内堀越しに「毘沙門郭」に建つ復興「追手向櫓」と復興「追手門」

 

また、「毘沙門郭」の石垣東南隅は、堀の水面から直線にスッと立ち上がり、目を西側(左側)に向けると、「二の丸」跡から「本丸跡」に繋がる土橋の「竹林橋」と「竹林門」跡の石垣がのぞめて、ここからの眺めは非常に美しいです。

 

毘沙門郭東南隅の石垣

「竹林門」跡

 

坂道を登りきると、左手に白壁の塀がズーと続きますが、この左手が「二の丸」跡の殆どを使用している「県立郡山高校」の敷地になっています。何か所から、校内に入る門がある中の一つが「表門」跡であり、「裏門」跡碑も白壁沿いに立ちます。

 

「二の丸」跡に建つ「県立郡山高校」の白壁の塀

「県立郡山高校」校門前の二の丸「表門」跡碑

 

「本丸」跡に入る前に、先に「二の丸」跡周辺を見ていきますが、本日のブログはここまでにして、次回に続けたいと思います。

 

「大和郡山城」の中身が豊富ですので、3回~4回に分けて報告したいと思います。また、「小泉陣屋」については、「郡山城」の後にブログ記載します。

 

また、明日は今冬初の「青春18切符」を使用しての「お城巡り」に出かけます。

 

予定は「篠山城」(兵庫県篠山市)、「八上城」(兵庫県篠山市八上町)、「柏原陣屋」(兵庫県丹波市柏原町)を訪城です。こちらも、「小泉陣屋」紹介後随時、ブログに載せていきたいと思います。

 

 

 

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