8/2(火)、北海道一人旅も本日午前中を釧路で過ごし、昼過ぎには大阪へ向かいます。

 

釧路市街にある「モシリヤチャシ」跡

6時半のホテルのバイキングで食事を済ませ、地元の新聞「北海道新聞」に目を通すと、大きな記事が目に飛び込んできました。

昨日(8/1)、ピーチ航空が、関西空港-たんちょう釧路空港間初就航し、地元財界上げて一番機の送り迎えの行事を行ったという写真と記事です。まさに、その次の日の本日、私は釧路から関西空港までピーチ航空を使用するというお目出たい搭乗になることに期待を膨らませました。

「北海道新聞」のピーチ就航記事

新聞を読み終え、市内散策に出かけました。

まずは、釧路滞在の第一目的であります「モシりヤチャシ」への訪問です。昨晩夜遅くまで賑やかであったろう飲み屋が固まる歓楽街の中を通り抜け、釧路川にかかる「久寿里橋(くすりばし)」を渡ると、海の香りとウミネコの声がやかましく聞こえてきます。

 

久寿里橋(くすりばし)にとまるウミネコ

そこから少し歩いたところ一帯が城町という町名で、住宅が並ぶ裏側にモッコリと前方後円墳に似た小山が現れます。説明看板が目に付くところにあり、それが「モシリヤチャシ」ということが直ぐにわかりました。この小山周辺は、柵で囲われていて、見学希望者は釧路市埋蔵文化財調査センターに連絡するようにとのこと、早朝なのでそれは断念しましたが、周辺歩くだけでチャシ全体の形態が判りました。

 

モシリヤチャシ跡の解説

モシリヤチャシ跡

モシリヤチャシ跡の土塁

このチャシは、1751年に築城された比較的新しいもので、曲輪、土塁、空堀の遺構があるとのことです。

 

こちらから、釧路駅前から直線に延びる道路上で釧路川を渡る「幣舞橋(ぬさまいばし)」前にある「花時計」とその上の高台へ向かいます。

高台には、江戸時代から明治時代にかけて千島・樺太を探検し、明治新政府では「北海道開拓御用掛」に任じられ、北海道の名前となる案を上申した「松浦武四郎」像があります。「北加伊道」の案から、蝦夷地を「北海道」に命名されました。

 

花時計

松浦武四郎像と従者としてのアイヌ人像

高台は、釧路市街を眺めることができる絶好の場所で、特に釧路川越しに見える「フィッシャーマンズワーフMOO」は素敵なデザインで良く目立ちます。

フィッシャーマンズワーフMOO

そちらへ足を進めますが、開店は10時からですので、沿岸沿いを歩きますと、早朝3時か4時頃に戻ってきたと思われる大型漁船が何隻も接岸されていて、魚との戦いを終えた漁師たちの服が紐にぶら下がっているという臨場感ある光景を見ることができました。

 

大型漁船(電球が付くようになっている)

更に足を進めると、少し小型目の自衛艦が停泊。そばに寄っていくと「わかたか」で、10時から一般公開されるとのことでした。たまたま、お迎えの陸上自衛官の方と立ち話で教えていただきましたが、北方エリアを防衛していて本日根室から着岸したらしく、時速80㎞も出せる高速艦であり、後方にはミサイル4本搭載するとのことでした。

 

自衛艦「わかたか」

自衛艦「わかたか」後尾にあるミサイル

8時丁度に、ラッパの音ともに「わかたか」最後尾のポールに国旗掲揚を行う儀式を見ることができ、自衛官がキビキビとしたアクションで日章旗があげられました。

 

10時までそこにいることができないのが残念ですが、市役所やC58機関車が展示されている幸町公園を散策してホテルに戻りました。

 

12時30分のたんちょう釧路空港発ピーチ航空関西空港行に搭乗すべく、釧路駅前バスターミナルから10時30分の阿寒バスに乗車しました。釧路市街から市外へ出ても、全国展開しているロードショップが多数見られるので、スマホで人口を調べると17万人で北海道5番目の人口数とのこと、大都市であるとの認識をしました。一方、根室市は2万7千人で、1日6本の列車数からも、やはり遠い所だなーとあらた

めて思いました。

 

たんちょう釧路空港

空港に着き、3階の食堂街で「北斗つけめん」を食べましたが、とても美味しい味でした。そして、窓際に座っていたので、開け放ししていた窓からは、冷房以上の冷風が入り込み心地よいひと時を過ごせましたが、大阪に着いてからの暑さを思うとウンザリ・・・・

 

窓からは、昼から搭乗するピーチ機が着陸してきて、多くの人が写真を撮影していました。私も撮影する為にベランダに出て一杯の写真を撮りました。

到着したピーチ航空機

ピーチ7590便は、12時30分発でしたが、到着が少し遅れたのと機内清掃に手間取ったのか、搭乗開始が20分程遅れた為離陸も遅れました。席は、座席指定をしなかったので3席の真ん中でしたが、幸いにも両脇が女性でしたので、前の座席との狭さだけが気になっただけでした。

搭乗するピーチ航空機

運賃5,990+諸税・空港利用料360+カード支払い手数料540=6,890円と凄く安い価格で、北海道から帰ってくることができました。

日によっては、もっと安いかもしれませんよ。

就航2日目だったこともあり、ほぼ満席状態でした。

機内では、関西空港から難波までの南海ラピートのチケットが300円引きのサービスもあります。勿論、買いました。

 

元々は、ピーチ航空の関空-釧路間就航があるとの情報を得た時からの、今回の「根室半島チャシ群」訪問計画でしたが、函館の「志苔館」や「四稜郭」、釧路のチャシ、そして根室半島1周の旅が付加できて、大変楽しい「北海道お城巡り一人旅」になりました。

 

次のブログでは、撮影してきた動画(特に、館やチャシ)をユーチューブにアップしたURLを貼り付ける予定ですので、またどうぞご覧ください。