城下町巡り一人旅2日目の朝、ポトンポトンの雨だれの音で目が覚めました。

やっぱり、今日は雨かー 

天気予報は、当たっていました。

 

朝食は、部屋で前日に買った菓子パンとコーヒーですますことが多いです。

私は、菓子パン大好き人間なので、一向に気にはならないです。

 

食事を済ませ、しとしと降る中、傘をさして熊谷駅へ。

初めて乗る秩父鉄道でしたが、車両はどこか大手鉄道会社のお下がりの

ようでした。寄居駅まで30分、途中大きな工場が見えましたが、多分それは

秩父太平洋セメントの工場かな。

(秩父鉄道車両)

寄居駅からは、イーグルバスで鉢形城歴史館前まで行く予定でしたが、バスの

時刻表を見ると事前調べの時刻が変更に。幸いにも10分後だったのですが、

帰りのバス時刻を、着いてバス停で確認すると、なんと事前調べの時刻が無い

ではないか!

エライこっちゃ! 今回の失敗談二つ目がこれでありました。

計画を立てるのは、1ケ月以上前ですので、普段なら出発1週間前に時刻が

変更になっていないか調べるのですが、今回は忙しくて手を抜いてしまったのです。

そのツケが出てしまいました。

 

仕方なく、帰り道は徒歩で寄居駅まで戻ることに決して、鉢形城を廻ることにした

のでした。

 

鉢形城は、荒川と深沢川の間の切り立った崖の上の天然の要害に造られた

梯郭式のお城です。しかし、秀吉の小田原攻めの際には、北条氏邦が守って

いましたが落城してしまいました。

さて、まだ開館していなかった歴史館を通り抜け、外曲輪から一旦堀切を下り

伝御殿下曲輪の下側から二の曲輪に出ました。周辺には、立派な土塁が横た

わっています。

伝逸見曲輪方向には角馬出が残っていました。

二の曲輪です。

三の曲輪です。向こうの方に復元四脚門が見えます。

二の曲輪と三の曲輪の間には、堀と畝があります。

三の曲輪には、復元四脚門が復元石積土塁の脇に造られています。

復元石積土塁がずーと続いています。

本曲輪から笹曲輪まで来ますと、そこには一部石垣が残っていました。

 

雨が小雨になっているうちに、寄居駅まで歩くこと約20分弱で着きましたので

助かりました。

 

寄居駅からは、JR八高線で高麗川までは気動車で、高麗川からはJR川越線

からの電車に乗り換え八王子へ向かいました。

(寄居駅、向こうから東武鉄道、秩父鉄道、JR八高線気動車)

 

途中、増々雨脚が強くなってきて、次の予定の八王子城へ行くべきか、止める

べきかの思案のしどころでした。

ツッターの皆さま方からのご意見として、攻めるばかりでなく引くことも必要ですよ

というアドバイスもいただいたのですが、折角ここまで来て、しかも中々遠出も

頻繁にできない身であることから、意を決して進むことを選びました。

 

ただ、無策では駄目だと思い、そうだ!百円均一のレインコートを買って着用して

進もうと考え、八王子駅ビル内の百均「セリア」で探すことに。

ポンチョ型のレインコートを見つけ、これは頭からかぶり手も出せて、リュックも

すっぽりと覆える優れものでした。

 

ここで、日本続100名城の滝山城へ行くのを断念して、駅で腹ごしらえをすべく

CELEOの「こめらく」でネギトロ温玉丼を食しました。

丼をそのまま半分食べて、残りにあられとカツオ削りとワサビを入れ、お出汁を

かけてお茶漬け風にして食べましたが、これは暖まり秀逸でした。

 

さて、八王子から高尾までJR中央線、高尾北口から霊場前八王子城入口から

徒歩で城跡を目指します。

バス停降りた場所は、丁度上に道路が走っていたので、そこで例のポンチョ

レインコートを被り、いざ出陣!

 

雨脚がどんどん強くなる中、小さな折りたたみ傘では役に立たず、ポンチョ

の効果は抜群でした。

 

まずは、ガイダンス施設館でパンフレットを貰い、大きめの傘を借りました。

本丸跡は、そこから山道で30~40分かかるので、こんな雨では無理だ

とのこと、行くことを断念して御主殿跡などの周辺を見ることにしました。

大手門跡の脇を通り、復元の曳橋を渡り、当時の石垣と石畳を利用した

大手虎口を通り、御主殿跡に辿り着きました。

雨でぬかるんでいましたが、礎石跡の石や庭園跡の岩々、会所跡の平面

復元が遠くからでも眺めることができましたが、それぞれ近くまで行って

写真も撮ることにしました。

小田原攻めの豊臣軍が押し寄せた時には、城主であった北条氏照は小田原城

へ出向き不在であったので、城に残されていた者たちは抵抗を試みましたが

最後には、この御主殿下の滝(御主殿の滝)に飛び込んだとか。

 

この滝の脇には、慰霊碑が立てられいましたが、誰もいない当日には、何となく

ひんやりとしたものを感じました。

本丸へ登る入口ですが、そのすぐ上にある金子曲輪だけを見てガイダンス

施設へ戻り、8分間の八王子城についてのビデオを見て休憩を取りました。

やはり雨の中での散策でしたので、足元に気を付けながら、また雨にも

できるだけかからないようになど、結構時間もかから疲れました。

帰り道、少し道からそれた所に、北条氏照とその家臣のお墓があるとの

ことでしたが、疲れていましたが、そこへ足を延ばしました。

 

高尾15時15分にJR中央線で八王子まで行き、そこからはひたすらにJR

を乗り継いで行きました。横浜線で橋本へ、橋本からは相模線で茅ヶ崎へ、

茅ヶ崎からは東海道本線で熱海乗換え三島へ向かいました。三島には

18時19分で3時間も青春18きっぷで楽しみました。

(相模線から東海道本線に乗り換えの茅ヶ崎駅)

翌日も天気が心配でしたが、ポンチョ型レインコートが心強い味方として

役にたちましたので、明日も頑張ろうという気が起りました。

 

しかし、疲れた!

 

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