「キル・ゾーン 地上より永遠に」 須賀しのぶ [集英社コバルト文庫]
未来世界SFミリタリーアクション陰険漫才ラブロマンス(?)「キル・ゾーン」
シリーズついに完結。
前作を読んだときに「あと1冊て話にカタがつくのか?」と心配しましたが、見事に風呂敷をたたんでくれました。あまりに展開が早過ぎるために、「もうすこしゆっくりじっくり書いてほしかったなあ」と思わないでもないですが、とにかく作者には「長いことごくろうさまでした。途中からですが発売を待ち焦がれながらリアルタイムで楽しんできました。楽しい時間をありがとうございました」と伝えたい気分です。
みんなみんなハッピーエンドとはいえないけれども、それぞれのキャラが乗り越えるべきところはちゃんと乗り越えてくれたのでよかったです。このシリーズを読むなら一作目「キル・ゾーン」から「ブルーブラッド」も含めて発刊順に。最初の方は作者もデビューしたてで正直いって下手なんですが…「ブルー・ブラッド 虚無編 上」
「下」
あたりの深さは読むだけの価値があると思います。全部でシリーズ24冊あるので今から読むのはなにかと辛いですが…