誰も来ないいつもの場所。

グラスと椀をそれぞれ一つ。


物語が終わらない消えたこの世界。
この深淵に取り残され、夢を見る。

遍く総ての星達は知っている。
友と交わした約束を。

友が語った夜の言葉を。「闇に乗じて暁を待つ
みんながいない間支える この翼は正に月陰の双翼」


2人で名付けた大弓の星達のように、天を射る。
先に……君と供に。
旅をしたい。
誰にも知られてない土地に、気の向くままに。

誰とも便りのない孤独な旅。
近いうちに旅に出よう。