掌に何も残らなくても、かまわないよ。

この手にあるものが欲しいと思うなら全てあげる。
何もかも。

唯一たった一つだけあればいい。

・・・・・何もいらない。
全て。


遥か昔の夢の物語の一節。
そして夢は覚まさせはしない。
人は一日に一歩進まないといけないと勘違いしている。

一日に一歩下がってもその事実に気がつけば、少し進む事の幾倍にも勝る。

人に大事なのは進む事ではなく、立ち止まっている事に気付く事。

一歩進まずにあえて一歩下がってみるといい。
近々、京の都に赴いたら懐かしい顔を様子見に行こう。

何年も会わず、これからも会わない。
でもたまに様子は見に行く。

好かれているのか嫌われているのか憎まれているのか恐れられているのか。
分からない。

たまに届く便りにも答えていないからね。

でも、まだ望みを叶えてないし聞いていない。


無条件唯一の手。


大事な人や気に入った人には、一度だけ願いを叶えるルール。
だから、まだ別れる訳にはいかない。