→…金蓮花の花束を 終幕  より



さてOp.ナスタチウム、リプレイノベル「金蓮花の花束を」はこれにて幕を下ろします。


ここまでお付き合い頂けました皆様にはお礼申し上げますm(_ _)m


これより先は後書きとして、制作中の裏話等もお話ししていきたいと思います。



まず始めに着想ですが


①私も何か創作をしてみたい


②ブログと言う媒体の可能性を引き出してみたい


と言う目的、コンセプトを軸として仕立ててみましたが、如何だったでしょうか。


ただの文章ではない。

ただの動画でもない。


文章と止め絵(スクリーンショット)、そして短編動画で構成された、ハイブリッドエンターテイメントを目指したのが本作となります。


書籍としての小説にも、テレビ等で放映されるアニメにも真似出来ない、新しい何かになっていれば良いのですが。


光里

「新しいって言うか、むしろレトロじゃない?ストーリーの合間にアニメを挟むあたりプレステ時代のRPGの発想なんだけど」


(@_@)!!


やはり私は生粋のゲーマーだった、と言う事でしょうか。


最近はブログと言う媒体自体がTwitterに取って替わられ、下火になっている様に感じられますが、その環境に一石を投じられたならブロガーとして冥利に尽きます。



今回はアリスギアの特殊宙域作戦をテーマにアクトレスの群像劇として構成されていますが、強いて主役を挙げるとすれば「隊長」である私自身でしょうか。


中々に外道な造りですねw


高難度作戦から特殊宙域作戦にリニューアルされて、難易度が分かれた事も作中の背景として織り込ませて頂きましたが、次回以降は二番煎じで似たような展開が繰り返されてしまうので、また特殊宙域作戦を題材にする小説を書くなら、また違った視点からのものにしなければならず、何か天啓めいた閃きでもない限り当分はテーマとして扱わないでしょう。


逆に天啓があればすぐに取り掛かるかもしれませんがw



また作中では制限時間の短い高速ステージ辺りは、何故そんなに急がないといけないのか、と言う点も理由が無いと話としては不自然だったので、あれこれ理屈をこね繰り回してかなり強引な展開になってしまったでしょうか。


難易度毎にそれぞれ2ステージ、3難度に理由付けするのは難儀しました(@_@)



また今作は私が実際に特殊宙域作戦をプレイ、収録したものを見返しながらイメージを膨らませて書いていたわけですが、フェアリーハート隊の全員に少しでも出番を回したかったので、リプレイとしては邪道な造りになってしまいました。


リプレイはその名の通り、本来なら私がプレイした結果を文章化するものですが、書きたいストーリーに合わせて出撃を誰にするか逆算していました。


流石に後半、特にVHではそうも行かず、予定していた編成ではクリア出来ず、チームメンバーのオーダーが変わり、ストーリーもそれに合わせたものに書き換えていますので、この辺りは正当なリプレイに近い形式ですね。


最終戦でアオイさんが入ったのは、ミアさんだと蜘蛛を倒したところで力尽き、ジェズルを倒せなかったからですw


私にもっと力があれば、インバスを倒した後、もえちゃんが蜘蛛と奮闘するところまでソロでやって頂き、追い込まれたところで明日翔さんとミアさんが到着して


……(以下お蔵入りシーン)


リコサアラゴギの網に絡め取られたもえ。


もえ

「やだやだやだ!離してー!」


万事休す…か。

何故こんな事に…。


輪島

「明日翔さんとミアさんはまだですか!」


光里

「…間に合ったわ!二人の戦闘空域到達を確認!」



ミア

「させません!」


ミアのボトムスギアから放たれた花弁の様な青い薄刃がリコサアラゴギの歩みを間一髪押し止める。



その隙にもえを保護した明日翔とミアが同時にHDMにアクセス。

明日翔からは薄紅の粒子が、ミアからは青い粒子が放出され、三人を紫の輝きが包み込む。


明日翔

「大丈夫ですか~」


ミア

「遅くなり申し訳ありません」


明日翔

「あなたもリペアユニットを起動して下さい~」


明日翔に促され、もえもボトムスギアを起動すると緑の粒子が放出され、三人を包む輝きが純白に変わる…!


輝きが収まった後には…



もえ

「もえ、フルパワーです!」


………


となる予定だったのですが、私にそこまでのプレイスキルが無く(T-T)


最終戦にはどうしても、もえちゃんを出したかったので、唯一蜘蛛に対抗出来たアオイさんを連れてあの様な形になりました。


アオイさんマジ女神。


本当にバフ有りのラストステージは何十回リトライした事か(T-T)


単純に勝つ事を目的とするなら、明日翔さん、アオイさん、薫子さんもしくは絵美さんで組むと楽そうではありますが。



そこまで詰め込んだのは特殊宙域作戦の小説化はこれが最初で最後のつもりだったので、アナザーギアで回復を得たジニーさんと、ボトムスで回復出来るもえちゃんまで出しきりたかったからです。


何とか形にはなっていれば良いのですが。



あとはアリスギア特有の専門用語には気を使っていましたが、公式の用法、解釈と違った点が無ければ良いのですが…。



一応公式設定資料集や、もう終わってしまいましたが、もえちゃんデビューイベント、ゲーム本編からアキ作戦の辺りを見返しながら、私なりに解釈した情報で落とし込んでいますが、それでもハッキリしなかった部分は、私に都合良く表現されていますw


光里

「後で変態扱いされたトラベルオーダーから苦情が来るかもね」



…と「金蓮花の花束を」についてはこんなところでしょうか。


今までもブログ小説には何度か挑戦するも、完結させられたのはこれが初めてです。


光里

「わたしが主役の薬売りの魔女も頓挫したわね」


光里さんには申し訳ありませんが、あれは無職でないと無理です(@_@)


仕事しながらコンシューマタイトルのRPGを並列で5~6本プレイした上で執筆等、物理的に不可能です。


ですがアリスギアなら何だか行けそうですね。


今作を執筆中に次作のイメージが湧いてくる事もありました。



フェアリーハート隊を「劇団フェアリーハート」として、ドラマを演じて貰う文字通りのアクトレスになって頂くのもアリかと。


光里

「今度はサクラ大戦のパクリ?」


私の92%はゲームで出来ているので、あらゆる着想もゲームから由来するのは仕方の無い事なのですが、それと同時にゲームには世界の全てがあると言う証左でもありますね。


まだふわっとしたイメージだけですので、執筆に取り掛かるのはだいぶ先になると思いますが、今回の事で感じた創作の楽しさは手放したくないと感じるところです。




では最後に「金蓮花の花束を」のメイキング動画を3編、公開して終わりましょう。


全て通して観ると30分以上かかるのでご注意下さい。


メイキング1 

約7分



メイキング2 

約10分



メイキング3 

約14分



それではまた。