遂に来てしまいました。

仙台。
ワグナーにとって聖地として心の拠り所となる街です。

思えば遠くに来たものです。

WUGを知るまでは、気になっているアイドルやコンテンツがあり、そのイベントが開催されると知っていても、チケット取るのが面倒、実際に会場に出向くのが面倒…と、何かにつけて面倒臭がる私が、今、関東から離れ仙台にいます。

全く自分でも嘘か、もしくは夢でも見ているかのように感じて笑ってしまいます(^-^)

私は情熱の発火点がかなり高く、火着きの悪い男として有名ですが、WUGちゃんはそんな私に火を灯して下さいました。

そんな素晴らしいものと巡り会えた我が人生にも感謝を。


WUG
WakeUp,Girls!

皆様は彼女達をどう見ているでしょうか。

始まりは本当にアイドルでした。
賑やかで華やか。
ライブともなれば観客からのコールも激しく会場が声だけで揺れる程の熱量でした。
私も喉を枯らすまでシャウトした事、まだ記憶に新しいところです。

活動を続ける内にWUGちゃんの曲は、アイドルのそれとは一線を画すように進化していった様に思います。

円熟したWUGは賑やか華やかの中に、さながらクラシックコンサートの様に静かに聴き入る、クラシックバレエの様に見入ってしまう、そんな舞台芸術に近い存在に昇華したと言えるのではないでしょうか。

アイドルではない。
アーティストとも違う。
WakeUp,Girls!はWakeUp,Girls!であり、それ以上でもそれ以下でもない。

WakeUp,Girls!は新たな芸術の1ジャンルとして概念になったのだと、本日の公演で確信しました。

言の葉青葉から始まり、雫の冠やTUNAGOと言った、静かに歌い上げる曲もそうですが、解散が決まり、メモリアルベストに向けて新たに書き下ろされた4曲の新曲達は歌だけでも素晴らしく、CD等で聴いているだけで最高の音楽体験をもたらしてくれますが、ライブでステージとして見たら、その表現力を前に圧倒されるしかありません。


今日のライブはそんな新旧を織り交ぜたセットリストでした。
まさにファイナル。
WUGちゃんが歩んできた道のりが余すこと無く語り尽くされたと思います。

嬉しかったのは、最近はあまりライブで披露されなくなってきた、素顔でkiss meや7sensesと言った私の好きな曲が久しぶりに取り上げられた事でしょう。

そして今回はやはり仙台と言う事で、あいちゃんが主役でしたが、あいちゃんのダンスのキレは惚々しますね(^-^)

1公演で1曲披露される新曲は昼が海そしてシャッター通り、夜は言葉の結晶でした。

海そしてシャッター通りは卒業ソングの趣きがあり、これはライブで観たら間違いなく泣けると思っていましたが、やはりやられました(T-T)

言葉の結晶は、ほんの3週間前にバレンタインライブでも観たのですが、この僅かな間に更に完成度が増し、オーディエンスの側にもペンライトの演出が出来上がっていたようで、より幻想的な雰囲気が生み出されていました。

今でこそ3月8日のSSAが公表されていますが、解散の報が伝えられた当時は、この仙台公演がラスト、有終の美を飾るステージと位置付けられていましたが、正にそれに相応しいステージでした。

スケジュールさえ許せば、明日の千穐楽も参加したいくらいでしたが、そうもいかず、私のファイナルツアーはこれで幕となります。

最高のステージを見せてくれたWUGには最大の感謝を。

明日は折角の仙台。
WUGに関する聖地を見て回ろうと思います。

それではまた。