コロールの雑貨屋であれこれ売り払おうとしたのですが…
まぁ当然のことながらあの有名なクエストが始まってしまいました。

ダル=マ誘拐事件。

最早何かを語るまでも無いでしょう。
恐らくオブリビオンをプレイされた方のほとんどが体験したことがあると思われるアレです。
そんなわけでコロールを発ち一路南へ。
事件は会議室で起こっている訳ではありません。ハックダートと言う小さな村で起こっているのです。

クエストとしてはダル=マを救出できさえすればその解決方法は問われません。
光里さんは地道に聞き込みをしていましたが…いきなり村はずれにある落とし戸から洞窟に入って強硬に救出することもできます。
まぁ強硬手段なだけあってかなり面倒でリスキーですけどね。

そんなわけで今回はどうやって助けようかな、と思いつつ聞き込みをしていたのですが…この村の家々全てにその地下洞窟へ繋がる道があります。
雑貨屋や宿屋だけでなく、ただの民家にもあります。唯一無いのは聖堂くらいでしょうか。

…おや?ベルガさんが何か思いついたみたいですね。悪そうなにやにや笑顔です。
ベルガさんは一軒の民家に不法侵入すると…おもむろに地下洞窟に踏み込みましたね。

そしてわざわざ洞窟に住み着いている”近き者”に見付かると…民家に逃げ戻りました。
一体何を企んでるのでしょうか?
そして民家の中で近き者を撃退。

「きっと…帰ってきたら驚く…よね?」
あぁ何と言う罰当たりな悪戯を…(^^;
そりゃ驚くでしょう。外出して帰ってきたら得体のしれない亡骸が転がってるなんて…。
その驚く様を想像しているのかにやにやが止まらないようです。
もうこれは悪戯なんてレベルを超えているんじゃないでしょうか?正に犯罪です。

ですがベルガさんは止まりません。
村中の民家に忍びこんでは地下から近き者をを連れてきては弓で射殺して亡骸を家の中央に横たわらせる…。
仕込みが終わってにやにやしながら村人が帰宅する夕方を待ちます。
ですが一向に騒ぎが起きないですね。

「…?何で誰も騒がないの?」
ベルガさんが不審に思って一軒の家を訪ねると…そこには平然と亡骸を受け入れる住人の姿が!
$ALWAYS BLUE!-ハックダートに潜む悪戯

「…悪戯、失敗?」
そうなんですよねぇ。
このオブリビオンと言うゲーム、NPC達はかなり無頓着と言いますか…外部環境に対するリアクションが薄いんですよね。
一応人間関係に影響する好感度の補正はあるので、その絡みでお互い罵り合ったりとかすることもあるのですが…。
物言わぬ亡骸やオブジェクトに対しては完全無関心を貫いてしまいます。
「…残念」
その後、がっかりしたベルガさんは夕闇に紛れてダル=マを救い出し無事コロールまで送り届けたようです。