今日は気分を変えて青山の霊園に発生しているアビスに踏み込んだ。
「何でこんなとこ来るの?」
穂波は既に半泣き。
学校や水路ですらあれだけ怖い目にあってるんだから無理も無かろう。
何せよりによって墓地だ。
「普通のところがあんな風なら多分こう言う所はきっと楽しいんじゃないかしらね?」
わたしは怖くなさそうな場所がホラーっぽくなってると言うことは、逆にホラーな場所は楽しそうになってるに違いないと適当な事をでっち上げて説得する。
「ほんとに?」
「だいじょぶだいじょぶ、平気平気」
そんなわたし達のやりとりをにこやかに春花が見ている。
けど現実はそんなに甘いはずも無く。
やはりホラーな場所はホラーなままだった。
「……」
もう叫び疲れて悲鳴も出ない程、穂波は消耗していた。
まぁ予想通りゾンビっぽいのがわらわらと出てきて、その度に叫んでたらそりゃ声も枯れるわね。
しかしこの「アビス」と呼ばれる領域は余程混沌とした物が好きなヤツが創った次元みたいね。
そんな時だった。
唐突に頭が三つもある小型犬がこっちに向かって突っ込んでくる!
良く見れば、ひょっとして…Lv7のキャップ解放に関連した手配異形じゃないかしら?確かケルベロスとか呼ばれてたような…。
見た目かなり獰猛そうだけど、サイズが小さいので何だかコミカルに感じられる。
それにしてもケルベロス、ねぇ。
神話とかでは有名な頭が三つある地獄の番犬…確かに見た目の特徴は満たしているのかもしれない。でも…これをケルベロス呼ばわりするか。
完全に名前負けしてる気がする。
結局わたし達の連携を前にケルベロスは地獄にお帰りいただくことになったんだけど、丁度その時XPDの通信課から緊急連絡が入った。
何でもXPDの隊員が今わたし達がいる霊園に突入したと言うのだ。
「何でまたそんなことを?」
「どうやらそのエリアに拉致される民間人を現行犯で目撃し、その救助の為に独断で先行したものと思われます」
でもXPDの装備ではこのアビスの化け物には太刀打ちできないだろう。
場合によってはその拉致された人共々犠牲者の仲間入りだ。
それを防ぐために丁度居合わせたわたし達に力を貸してほしいと言う。
まったく…仕方が無いわね。
わたし達は更にこの霊園を探索することになった。
「何でこんなとこ来るの?」
穂波は既に半泣き。
学校や水路ですらあれだけ怖い目にあってるんだから無理も無かろう。
何せよりによって墓地だ。
「普通のところがあんな風なら多分こう言う所はきっと楽しいんじゃないかしらね?」
わたしは怖くなさそうな場所がホラーっぽくなってると言うことは、逆にホラーな場所は楽しそうになってるに違いないと適当な事をでっち上げて説得する。
「ほんとに?」
「だいじょぶだいじょぶ、平気平気」
そんなわたし達のやりとりをにこやかに春花が見ている。
けど現実はそんなに甘いはずも無く。
やはりホラーな場所はホラーなままだった。
「……」
もう叫び疲れて悲鳴も出ない程、穂波は消耗していた。
まぁ予想通りゾンビっぽいのがわらわらと出てきて、その度に叫んでたらそりゃ声も枯れるわね。
しかしこの「アビス」と呼ばれる領域は余程混沌とした物が好きなヤツが創った次元みたいね。
そんな時だった。
唐突に頭が三つもある小型犬がこっちに向かって突っ込んでくる!

良く見れば、ひょっとして…Lv7のキャップ解放に関連した手配異形じゃないかしら?確かケルベロスとか呼ばれてたような…。
見た目かなり獰猛そうだけど、サイズが小さいので何だかコミカルに感じられる。
それにしてもケルベロス、ねぇ。
神話とかでは有名な頭が三つある地獄の番犬…確かに見た目の特徴は満たしているのかもしれない。でも…これをケルベロス呼ばわりするか。
完全に名前負けしてる気がする。
結局わたし達の連携を前にケルベロスは地獄にお帰りいただくことになったんだけど、丁度その時XPDの通信課から緊急連絡が入った。
何でもXPDの隊員が今わたし達がいる霊園に突入したと言うのだ。
「何でまたそんなことを?」
「どうやらそのエリアに拉致される民間人を現行犯で目撃し、その救助の為に独断で先行したものと思われます」
でもXPDの装備ではこのアビスの化け物には太刀打ちできないだろう。
場合によってはその拉致された人共々犠牲者の仲間入りだ。
それを防ぐために丁度居合わせたわたし達に力を貸してほしいと言う。
まったく…仕方が無いわね。
わたし達は更にこの霊園を探索することになった。