さて薬売りの魔女も30話となりました。
ここまでお付き合い頂き誠に感謝です。

今回の雑談も前回に引き続き、オブリビオンの召喚魔法について話してみたいと思います。
単純に使い易さから言えば物理攻撃のみのクリーチャーが一番楽なのですが、一工夫すると戦力が飛躍的どころか爆発的に上がるのが魔法攻撃系クリーチャーです。

とは言っても魔法で戦うクリーチャーと言うのはちょっと難儀な面々が揃っていて、物理魔法両刀使いなタイプも居れば魔法オンリーなものも居ます。
私はそう言った魔法タイプのクリーチャーが好みで、良く使っています。
何より魔法タイプの良いところは自分と召喚獣による連携攻撃が肝で、この共闘感が楽しいところですね。
今日はそんな魔法主体のクリーチャーも含めて面白い使い方のできるクリーチャーを紹介してみましょうか。
数ある召喚魔法、その中からご紹介するのは次の5体です。
ランキング形式で発表してみましょうか。(^^;

まず第五位!
嵐の精霊
基本物理攻撃系と見なすべきクリーチャーですね。
攻撃力そのものはちょっと弱めなのですが、攻撃の回転が速くかなりの手数で押してくれるので、戦力としてはかなり強力です。
またタフネスも中々の物を持っており、更にダメージ反射15%が付いてるので、袋叩きにされていてもちゃっかり反射ダメージで反撃しています。
一応雷撃魔法を飛ばすことも出来ますが、たったの2発でマジカ切れするので、魔法に期待はできません。
また足が遅いのでその点を補強すると、その名の通り正に「嵐」の様に敵を蹂躙してくれます。
補助魔法としては

スタミナ上昇+100
防御+30~50
速度上昇+25

を召喚時間に合わせて掛ければ期待以上の働きをしてくれると思います。

続いて第四位!!
ドレモラロード
これも基本は物理攻撃タイプですが、たまに攻撃魔法を投げたりします。
またランダムですが、持ってくる両手剣が魔法を帯びていることもあり、運よく麻痺の剣を持って来てくれると一方的に攻撃できます。
運用についてはちょっと癖があって、ドレモラロードはmobではなくNPC扱いとなります。
その為、スキル上昇等も追加で掛けてあげると更に戦力の向上が期待できます。
尚、wiki等で確認できるスキル、ステータスは以下の様になっています。

腕力 95 知力 90 気力 75 敏捷性 55 速度 61 持久力 70 魅力 10 運 40
防御 21 鍛冶 21 重装 67 殴打 62 刀剣 62 運動 21 格闘 21
破壊 53 変性 48 幻惑 7 召喚 7 神秘 48 回復 7 錬金術 7
開錠 7 隠密 48 軽業 7 軽装 7 射手 7 商才 7 話術 7
レベル 19 体力 172 マジカ 450!? スタミナ 295

剣が攻撃の主体なので、刀剣スキルを追加で底上げすると更に強化できます。腕力もちょっと上げても良いですが、そこまでしなくても良いかなと言うのが私の感想ですね。
そんなわけで補助魔法は

防御+50
刀剣上昇+35
スタミナ上昇+100
スタミナ回復10pts/秒

辺りがよろしいかと思います。
NPCなのでスタミナ回復も入れておくと疲労による攻撃力減衰を軽減できます。
また敵に魔法耐性低下を掛けておくと剣の魔法や攻撃魔法の効果が向上しますが、それ程気にしなくても良い程度の魔法なので面倒なら省略しても問題ありません。

そして第三位!!!
貪欲なハンガー
これはGotY版のシヴァリングアイルズが導入されてないと使えない魔法ですが、中々に良い働きをしてくれるクリーチャーです。
割と小柄で洞窟内の狭路で引っかかることも無いですし、かなりすばしっこいので運動性は恐らく世間で一番使われているだろうクランフィアにも劣りません。
ダメージ反射こそ無いですが、防御動作をしたり、スタミナ吸収魔法を使ったりと小粋なマネをするニクいヤツです。
スタミナ吸収で疲労困憊の相手が気絶したところを一方的に攻撃することも期待できますよ。
また攻撃力自体もかなり高く、更にタフネスも400と召喚魔法の中でも相当に高い数値を誇っています。
召喚して放置しておいても間違いなく戦果を挙げてくれる良いクリーチャーです。
攻撃手段は物理攻撃になるので、前回ご紹介した基本的な補助魔法さえ掛けておけば正に無双してくれます。本当に強いです。
魔法による小細工が苦手な方にもおススメできるクリーチャーです。

堂々の第二位!!!!
リッチ
これは世間では賛否が物凄く分かれるのではないでしょうか?
でもリッチの攻撃性と言うのは本当に圧倒的です。
欠点は言わずと知れた魔法の杖ですね。どの杖を持ってくるのかランダムなので、攻撃力の無い杖を持ってくると召喚しただけ損した気分になります。
負担や解呪、スタミナ低下等の杖を持ってこられるとただの囮にしかならず、膨大なマジカを使って召喚したのに!となるのも理解できます。(^^;
ですが、それを補って余りある強さを持ったクリーチャーなのも確かです。
ヘンな事をしててもお茶目として笑って許せる、それ程の火力を叩き出すのがリッチです。
基本の20秒ではちょっと物足りないので召喚時間は30秒~40秒に設定するとかなり役に立ってくれます。

またリッチは呪文吸収と呪文反射を両方とも備えているので、補助魔法を掛ける必要はありません。掛けようとしてもかなりの確率で無効化されます。
リッチを召喚したらやるべきことは「敵の弱体化」です。
敵の動きを封じて魔法を避けられなくする、魔法耐性を下げて威力を向上する、この二点が重要です。

ただ動きを止める方法ですが、安易に麻痺を使わない方が良いです。
麻痺で動きを止めると、地面に倒れてる間はリッチの魔法が敵の頭上を掠めるだけで、当たらなくなります。
また敵対心を打ち消す鎮静や速度低下による足止めも注意が必要です。
速度のステータスは敵の視野に影響していて、速度が下がると索敵範囲が狭くなります。その為、速度低下を掛けると敵はこちらを見失い敵対心が解除される事があるようです。
そしてこちらに対する敵対心が失われるとリッチの攻撃対象から外れてしまいます。
そこで出てくるのがまさかの「負担」です。オブリビオンでも使い道の全く見出せない変性魔法として有名な負担ですが、リッチとの相性は抜群です。

負担100×5秒
魔法耐性低下100×5秒

この単純な複合魔法を敵に向けて連打すると、魔法耐性が倍々に効果を発揮してあり得ない程下がります。
そうすると負担の効果もそれに合わせて倍々に増えていき、オーガですら身動きできない程の荷重を与えることが出来ます。
結果、こっちを憤怒の表情で睨みながらもリッチの魔法で焼かれる現象が起こります。
更に魔法耐性が下がっているので、ほとんどの敵がリッチの魔法一発で沈みます。これを一度体験したらもう他のクリーチャーを召喚する気は起きなくなることでしょう。

栄えある第一位!!!!!
闇の生霊
そんなリッチを抑えての第一位が闇の生霊です。
リッチの欠点は戦力の不安定さと、魔法の通じにくい相手、それこそ敵もリッチだったり、呪文吸収を持つゴブリンシャーマンだったりするとかなりの苦戦を強いられます。
そう言ったところまで考慮したときに文武両道なこの闇の生霊が眩く輝きます。

まず闇の生霊の強みですが、これは召喚直後にまず間違いなく撃つ80ptsの冷気魔法です。
これはリッチの攻撃魔法と同等の威力です。この最強の攻撃を「召喚直後にまず間違いなく撃つ」と言うのがポイントです。リッチの様な不確定要素はありません。
つまり闇の生霊に関しては召喚時間が10秒でも充分に機能する、と言うことです。
スムーズにいけば5秒設定でもいけるかもしれませんが、リスク回避の為に余裕を持って10秒です。

仮にこの冷気魔法を自分で撃つとなると破壊魔法スキル100でもかなりのマジカを必要としますが、闇の生霊に一瞬出てきてもらって代わりに撃ってもらうと物凄く安上がりです。
更に一工夫して

闇の生霊10秒(自己)
冷気耐性低下100×10秒(近距離)
魔法耐性低下100×10秒(近距離)

と一つの魔法に纏めて、耐性低下と同時に冷気魔法を撃ったりした日には…リッチとは何だったのか、とネット掲示板にスレッドが設置されるようなハイスペック魔法が出来上がります。
ですがここまでだとただの破壊魔法の砲台でしかありません。
魔法の効かない相手には通じませんが、闇の生霊は消えゆく生霊と同様、体力吸収、沈黙と合わせてパンチによる攻撃があります。
つまり持続時間を30秒程度確保すれば、冷気魔法を使った後も普通に物理攻撃要員として戦ってくれるのです。
霊体系のクリーチャーなので足の遅さを同時に補っておく必要はありますが、戦力としてはかなり上級です。
体力も500と破格の数値で、全召喚魔法トップのタフネスを誇り、更に武器耐性もあるので、魔法属性の無いただの武器では攻撃することすらできない、正に化け物です。

そしてリッチの様な魔法対策も持っていないので、補助魔法もきちんと届きます。
スタミナを引き上げて、防御魔法も少し付けて、速度上昇をかければ敵にとっては悪夢の始まりです。
現時点で消えゆく生霊に手ごたえを感じている光里さんも何時の日か

闇の生霊30秒(自己)
冷気耐性低下100×10秒(近距離)
魔法耐性低下100×10秒(近距離)

で召喚して

防御30×30秒
スタミナ上昇100×30秒
速度上昇30×30秒

を追補するような魔法で戦っていく日がくるかもしれませんね。
如何でしたでしょうか?
オブリビオンにおいて召喚魔法は破壊魔法と同様、もしくはそれ以上に工夫次第で効果が飛躍的に伸びる面白い魔法だと思います。
それではまた。