カップの5
人は悲しみにくれるとき、不思議と身を隠すようにします。
家に閉じこもったり、ベッドにもぐりこんだり。
このカードはひそかに語りかけます。
嘆きの甘さに誘い込みます。
さて、では問いかけよう。
あなたはじゅうぶんに嘆き悲しんだのかい?
カップの5の人物は、私たちに嘆き悲しむ自由を教えてくれます。
悲しみにひっそりと身を隠す、その甘美さに身をゆだねるよう促します。
人生ではそんな時間も必要だ、と。
しかしこの人物は知っています。
旅路はそれで終わらないことを。
悲しみは時間が癒すことを知っています。
川に水が流れるがごとく。
さあ!目の前のふたつのカップを両手に持つのだ!
そして、人生の味わい深い酒を杯に満たそうではないか!
ひとつは自分に。
ひとつはあなたが見つけた人に。
そして乾杯するのだ。
すべては自由で、すべてはわれらの手にある、と。
人生の喜びは、表裏一体なのだということに。
