シチズン コスモトロンスペシャル | 色即是空BLUES  

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シチズン コスモトロンスペシャル


ゼンマイの力を利用してテンプを動かす機械式時計から

水晶振動子を電気の力で振動させるクオーツ時計に

変わっていく時代の隙間に製造されていた電磁テンプの

腕時計です。


これはゼンマイの部分が電池駆動になりテンプを

動かしてくれるので普通の機械式時計と違い

1年くらい止まらないで使うことが出来るように

開発された当時としてはとても画期的なモデルでした。


今で言えば、ガソリンで動くエンジンと電気で動く

モータをあわせたハイブリッド自動車みたいな

感じでしょうか。


しかし、クオーツ時計の普及がすさまじく製造コストも

下がって買いやすくなってしまったため、わずかに

数年間製造されただけで姿を消してしまった

ちょっと珍しい時計なのです。


中途半端に電子化されたパーツのため

機械式時計のマニアからもあまり人気がなく

部品供給がストップした現在は故障したら

修理不可になってしまうので、すごい安い

価格で売られていたりします。


そんな時代の流れに翻弄された哀愁漂う

電磁テンプ式時計ってとこにも

ちょっとグッときたりしますけどね。



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しかし、この時代はかなりのコストをかけて

製造されているのでとても高品質で、国産の

技術力の高さを感じるモデルです。

サテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせた

ケースからサテン仕上げのブレスデザインは

なんとなくですがオーデマ・ピゲのロイヤルオーク

の影響を受けている気がしますね。

ブレスもしっかりとした無垢のステンレスで

高級感があります。



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日本の時計らしく曜日表示が漢字です。

もちろん英語表示も可能ですが、最近は

こんな漢字表示がなくなったのでこっちの

ほうがレトロっぽくて好きです。


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この時計もデッドストックで残っていたものです。

買ってから製造年代を調べると、自分と同い年の

時計でした。厳密には時計のほうが2ヶ月くらい

先輩ですけどね。そんなところも気に入っているので

大切にしたいと思います。