紀田順一郎の古書収集十番勝負を読んだら面白かった。
神保町の街並みを思い浮かべながら読むといい感じですね。
古書とは関係なくても、海千山千の業者やお客さんと取引している
古物商の人なら、あ~わかるわかるって感じの人間模様が面白く
描かれているので、普通の読者とは違う楽しみ方ができるかもしれません。
何かのコレクターの人も傍から見ると滑稽に見えますから、
そんな部分の描写もリアルです。
もちろん古本のことをまったく知らなくても
小説として楽しめるので面白いですが
好き嫌いは分かれそうですね。
なんにせよ古物には魔力がありますから、その世界に
どっぷりはまり込むと魔物に飲まれて抜け出せなくなるでしょう。
でもそこが楽しいところでもあるんですけどね。
