自分探しばかりしている人もたくさんいる。
けっきょく何もないものを探しているから
まるで見つけられない。
あるものだと思って探しているものは
実はないのだから迷宮に入り込んでしまう。
そんな自分探しをして苦しんでいる人に
お釈迦様はこの世の中は空であると説いてくれました。
この世の中は諸行無常。
万物は流転している。全てのものは常にとどまることなく
流動しているのだよと。
常に流動しているのは自分も同じ。
変化し続けるものに主体的な我をみつけようとするから
そこに苦しみが生まれる。
諸法無我はすべての存在に我と言うものがないよと
いうことで、我も実体というものも無い。
変化していることが自分であって
そこに常住する自分があると思って執着すると
苦しみが生まれてしまう。
子供の頃、波打ち際の砂浜でがんばって砂の城をつくるけど
すぐに波に崩されいつの間にかもとの砂浜に戻るのを見て
これが空だと思った。
さっきまであった形が今は何も無くなって砂浜に戻る姿は
諸行無常。
今、自分も人間のかたちをしているけど、いつか無くなって
違うものになる。この世の全てに実体も無く我もない。
空なのだと思った。
すべてのものの中で今生かされている自分を
現実として捉えながら自覚すれば、他の人に
慈悲の心が生まれてくるんだろう。