虚妄の成果主義 | キャリアを築くのも、お金を稼ぐのも大事。でも、自分の人生を生きるのがもっと大事。

虚妄の成果主義

高橋伸夫教授の「虚妄の成果主義」から引用です。

「第一次政界大戦後、ユダヤ人排斥の空気が強い米国南部の小さな町で、
一人のユダヤ人が目抜き通りに小さな洋服の仕立て屋を開いた。
すると嫌がらせをするためにボロ服をまとった少年が店先に立って、
『ユダヤ人!ユダヤ人!』と彼をやじるようになってしまった。
困った彼は、一計を案じて、
ある日彼らに『私をユダヤ人と呼ぶ少年には1ダイム(=10セント硬貨)を
与えることにしよう』と言って
少年たち一人ずつに硬貨を与えた。
戦利品に大喜びした少年たちは、次の日もやってきて
『ユダヤ人!ユダヤ人!』と叫び始めたので、
彼は『今日は1ニッケル(=5セント硬貨)しかあげられない』と言って、
再び少年に硬貨を与えた。
その次の日も少年たちがやってきて、またやじったので、
『これが精一杯だ』といって今度は1ペニー(=1セント硬貨)を与えてた。
すると少年たちは2日前の10分の1の額であることに文句を言い、
『それじゃ、あんまりだ』と言ってもう2度と来なくなった。

これは目的がユダヤ人に対しての嫌がらせだったのが、
金銭的な報酬へ変わってしまった例としてあげられています。

会社や、仲間、クライアントのために仕事をしていたのが、
いつのまにか金銭的報酬のために仕事をしてしまう、
これが成果主義の陥りやすい点だということです。

皆さんの会社でそんなこと起きていませんか。