残業 | キャリアを築くのも、お金を稼ぐのも大事。でも、自分の人生を生きるのがもっと大事。

残業

最初に就職したのは某書店でした。

専門書の品ぞろえで有名なその書店には、
仕事熱心な先輩方がたくさんおられました。

棚を充実させるためには時間をいとわない。

棚とは、書棚のことです。
わが子のように可愛い商品たちの舞台と言う感じですね。

そこに入って最初にいろいろと教えてくださった先輩。
彼も仕事熱心でしたが、非常に生産性を重視する人でした。

多くの先輩が平気で残業している中、
定時になると私を連れて仕事を切り上げ、
他の書店を回ったり、出版社の方々と飲みに行ったり、
残業だけは徹底してしない!と決めているような人でした。

「残業の時にこれをしようという計画を朝にあてるから、
いつまでたっても帰れない。
定時までにこれだけを終わらせるには、
どうすればいいかを毎朝考えなさい」
こう言われてことを覚えています。

いま、クライアントの経営者たちを中心に、
人時生産性を上げようという勉強会をやっています。

仮に営業時間を8時間に限って同じ売上を上げるには、
いったい何ができるか。

お客様は大切だから、
お客様がいある間は店を開けている。
飲み屋がこういう姿勢だと、飲む側からすると嬉しいですが、
それで人時生産性が上がるかというと、
決してそうではない。

人時生産性が上がらないと、
時間的にも、コスト的にもゆとりが生まれません。
企業経営を目指すなら避けては通れない道。

先輩が言ってくれたような考え方を持っている経営者の会社は、
おそらくおのずと生産性が上がる方向へ行くでしょう。
そうでない経営者にいかにそれをつたえるか、
コンサルタントの課題ですね。