ホスピタリティ
日経ビジネスに
ブルーツリーホテルズ&リゾーツ会長兼CEOの
青木智栄子さんの記事が出ていました。
ブラジルを拠点に、
青木建設の社長夫人で、
ウェスティンなどのホテルを展開するも、
青木建設の民事再生法適用に伴って、
ホテル事業を売却。
夫である青木建設会長も病に倒れて・・・
一時期はウェスティンを約1500億円で買収するなど、
好調だった事業展開は一気に縮小。
そういった事業展開の最初
開業間もないころ、
手が空いているフロントスタッフに
「お客様をドアまで送っていってあげたら」と
アドバイスをしたことがあるそうです。
クルマのドアを空けて、
お客様が乗り込むのを見て、
静かにドアを閉めて送り出す。
良くある光景ですが、
この時、女性スタッフは
玄関で止まって戻ってきたそうです。
彼女は玄関のドアで役割を
終えたと思ったのでしょう。
「日本人にあるおもてなしの精神が欠けている。
そんなブラジル人にいちいち言葉で言っても限界がある」
そこで青木さんは、
「日本」を語り続けたそうです。
有望な人材は日本まで連れて行き、
茶道を習わせたこともあるそうです。
その結果、
こんな手紙をお客様からいただくようになったと。
「私はいままでこれほど温かく迎えられたことは
ありませんでした。ある時、自分で食事ができない患者に、
ウエーターが食べ物を切って、食べさせてあげていました。
なんて思いやりがあり、プロ意識が高いことか」
「患者に優しく接して、しかも称賛して、励ましてくれる。
そんな光景を目にしたのは一度ではありません。
ホテルを離れるとき私は涙が止まりませんでした。」
難病対策会議でこのホテルを利用したスタッフからは
こんな手紙が来たそうです。
このホテルを作るのに「日本」を語り続けたということに、
日本人として誇りを感じます。
そして、いずれ日本でホテルをやりたいと言います。
「ブラジルの明るく屈託のないサービスをするの。
日本人には、もっと明るく楽しく生きてもらいたいから」
つらい時代を乗り越えて、
「日本」にこだわったサービス、
体験してみたいです。