尊敬する経営者
私が
「尊敬する経営者の方は?」
と聞かれると
「クロネコ・ヤマト2代目の小倉昌男さん」と答えます。
昨年の話になりますが、
吉野家の安部社長が
開口一番同じことをおっしゃいました。
衝撃を受け、
同時にこの方は経営者として信頼できるのではと、
ちょっと高飛車な言い方ですが、
確信めいたものを感じました。
米国産牛肉輸入再開については、
吉野家の姿勢に賛否両論あると思います。
しかし、どんなに経営が苦しくても、
「吉野家の味は米国産の牛肉でしか安定供給できない、
一人のお客も裏切りたくないからオーストラリア産の牛肉は使わない。
米国産の牛肉はもう輸入できないかもしれないという覚悟で経営をしてきた。」
とおっしゃった安部社長。
つまり、牛丼は吉野屋ではもう作らないかもしれない
という前提に立っていたということです。
創業から100年以上を牛丼の吉野家としてやってきた会社が、
牛丼を看板から外す覚悟をしてやっていた。
それがお客を裏切るくらいなら・・という気持ちから。
その想いを聞きながら目頭が熱くなったのを覚えています。
小倉昌男さんも組織図を書くときに一番上にお客さま、
その次にドライバー、自分を一番下に書いたと言います。
顧客志向とは言うものの、
それをどう表現していくのか、
経営とは自分の価値観を
表現することと言えるのかもしれません。