時を止める少女。 娘は、起き抜けに食卓につき、朝食を要求することが多々ある。 今朝も、娘以外の家族が朝食を済ませ、 朝の準備に取りかかっている最中に 起床し、そのまま食卓についた。 家族が食べ終わった食器等が残された食卓を見て、 娘は、言った。 「おさらだして~ きれいにあらったやつ~」 もうすぐ3歳とはいえ、未だ10までたどたどしくしか数えられない娘の、 異様な程、滑らかなその要求の言葉に、 3人の動きが一瞬止まった。