第135回 探偵は「自分と違う意見を否定せず聞ける人」ほど信頼できる理由を知っている
~信頼できる人は「違う=間違い」と決めつけない~
【はじめに】
前回は、
「探偵は『自分より立場の弱い人にも敬意を持てる人』ほど信頼できる理由を知っている」
というテーマについてお話ししました。
上司や取引先には丁寧でも、
部下。
後輩。
店員。
自分に利益を与えない相手。
反論しにくい立場の人。
そんな相手への態度には、その人の本質が表れることがあります。
本当に信頼できる人は、
相手の肩書きによって基本的な敬意を大きく変えない。
そんな内容でした。
そして今回のテーマは、
「自分と違う意見を否定せず聞ける人」
です。
人間関係では、
考え方が違うことがあります。
仕事。
お金。
夫婦関係。
子育て。
恋愛。
人生。
同じ出来事を見ても、
人によって答えは違います。
しかし、
自分とは違う意見を聞いた瞬間、
「それは間違っている。」
「普通はそんなこと考えない。」
「あなたは何も分かっていない。」
と否定してしまうことがあります。
探偵として23年間、多くの相談者や人間関係と向き合ってきた中で、
私は、
本当に信頼できる人ほど、
自分と違う意見を聞いた時に、
すぐ相手を否定しないと感じています。
【意見が違うことと、人間性を否定することは別】
「私はそうは思わない。」
これは一つの意見です。
しかし、
「そんな考え方をするあなたはおかしい。」
となると、
話は変わります。
意見について話していたはずが、
いつの間にか、
相手の人格そのものを否定することになります。
人間関係では、
意見が一致しないことがあります。
大切なのは、
意見が違った時にも、
相手を一人の人間として尊重できるかどうかです。
【1.「違う=間違い」と考えない】
自分にとって正しいことが、
すべての人にとって正しいとは限りません。
例えば、
仕事を最優先する人。
家族との時間を最優先する人。
将来のために貯金する人。
今しかできない経験へお金を使う人。
どちらか一方だけが正しいとは限りません。
価値観が違うだけの場合もあります。
「自分と違う。」
その瞬間に、
「相手が間違っている。」
と決めつけないことが重要です。
【2.まず「なぜそう思うのか」を聞く】
相手の考えが理解できない時は、
否定する前に、
「なぜそう考えるのだろう。」
と聞いてみることです。
過去の経験。
育った環境。
現在の状況。
大切にしていること。
その背景を聞くと、
最初は理解できなかった考え方にも、
理由が見えてくることがあります。
相手の意見に賛成する必要はありません。
ただ、
「そう考える理由は分かった。」
というところまで行ければ、
対話は続けられます。
【3.最後まで聞いてから判断する】
話の途中で、
「それは違う。」
と遮ってしまうと、
相手が本当に伝えたかったことが分からなくなります。
第126回でも、
「人の話を最後まで聞ける人」
についてお話ししました。
意見が違う時ほど、
この力は重要です。
自分が反論したくなっても、
まず最後まで聞く。
その後で、
自分の考えを伝える。
それだけでも、
会話の質は大きく変わります。
【4.相手の意見を理解することと、同意することを分ける】
ここは非常に重要です。
相手の話を聞く。
相手の立場を理解する。
だからといって、
同じ意見になる必要はありません。
「なぜそう思うのかは分かりました。ただ、私はこう考えます。」
それでいいのです。
理解と同意は別です。
この二つを分けられる人は、
違う意見の人とも冷静に話すことができます。
【5.反対意見を「攻撃」と受け取らない】
自分の意見へ反対されると、
自分自身を否定されたように感じることがあります。
すると、
感情的になり、
「じゃあもう話す必要はない。」
となってしまう。
しかし、
相手が反対しているのは、
自分という人間ではなく、
その考え方の一部分かもしれません。
意見への反対と、
人格への否定を分ける。
これは、
長く人間関係を築くうえで非常に大切です。
【6.自分が間違っている可能性も残しておく】
自分の考えに自信を持つことは大切です。
しかし、
「自分が絶対に正しい。」
と思い込むと、
新しい情報が入らなくなります。
相手の話を聞いた結果、
「確かにその部分は自分が間違っていた。」
と気づくこともあります。
本当に強い人は、
意見を変えることを負けだとは考えません。
事実や新しい情報によって、
判断を更新することができます。
【7.議論で「勝つこと」を目的にしない】
人との会話が、
いつの間にか勝負になることがあります。
相手を言い負かしたい。
自分が正しいと認めさせたい。
最後に相手を黙らせたい。
しかし、
相手に勝っても、
関係が壊れれば意味がない場合があります。
本当に必要なのは、
「誰が勝ったのか。」
ではなく、
「何が一番良い判断なのか。」
を考えることです。
【意見が違う人から学べることもある】
自分と同じ考えの人と話すのは、
安心します。
しかし、
自分と違う意見の人からしか学べないこともあります。
「そんな考え方もあるのか。」
「自分はそこを見ていなかった。」
「この部分は取り入れられるかもしれない。」
違う意見は、
自分の考えを広げる材料にもなります。
だからこそ、
最初から拒絶してしまうのは、
もったいないことです。
【ただし、すべての意見を受け入れる必要はない】
人の意見を聞くことが大切だからといって、
何でも受け入れなければならないわけではありません。
自分を傷つける言葉。
明らかな侮辱。
危険な要求。
違法なこと。
そうしたものまで、
「相手の考えだから。」
と受け入れる必要はありません。
必要なら、
「その考えには同意できません。」
と伝える。
そして、
距離を取ることもできます。
相手を尊重することと、
自分を守ることは両立できます。
【夫婦では「正しさの争い」が関係を悪くすることがある】
夫婦関係では、
「どちらが正しいか。」
の争いになることがあります。
お金。
家事。
仕事。
子育て。
連絡。
休日の過ごし方。
どちらにも、
それぞれの理由があります。
そこで、
「自分の考えが普通。」
と押し付けると、
相手は、
「自分の気持ちは全く聞いてもらえない。」
と感じるようになります。
夫婦では、
正解を決めるだけではなく、
二人が続けられるルールを作ることも大切です。
【浮気問題では「相手の話を聞くこと」と事実確認は分ける】
浮気や不倫を疑っている時、
相手の説明を聞くことは必要です。
しかし、
説明を聞いたから、
すべて信用しなければならないという意味ではありません。
逆に、
疑っているから、
最初から何を言っても嘘だと決める必要もありません。
説明は説明として聞く。
そして、
必要なら客観的な事実を確認する。
感情。
説明。
事実。
この三つを分けて考えることが、
冷静な判断につながります。
【婚前では「価値観が違った時の対応」を見る】
結婚前、
価値観がすべて一致している必要はありません。
むしろ、
違う部分があるのが普通です。
重要なのは、
違いが見つかった時に、
どう話し合えるかです。
相手の意見を聞く。
自分の意見も伝える。
お互いに譲れるところを考える。
それとも、
「自分の言うとおりにしろ。」
となるのか。
結婚生活を考えるなら、
意見そのものより、
意見が違った時の対応を見ることも重要です。
【仕事では反対意見を言える環境が組織を守る】
仕事では、
上司の意見へ反対することが難しい場合があります。
しかし、
誰も反対意見を言えない組織は、
重大な問題を見落とすことがあります。
本当に優れたリーダーは、
自分と違う意見が出た時に、
まず理由を聞くことができます。
「自分への反抗だ。」
と受け取るのではなく、
判断材料として扱う。
それが結果的に、
組織を守ることにもつながります。
【探偵の仕事でも「最初の仮説」に固執しない】
探偵の仕事でも、
最初に考えていたことと、
実際の事実が違うことがあります。
「この日に動くだろう。」
と思っていた。
しかし動かなかった。
「この場所へ行くだろう。」
と思っていた。
しかし別の場所へ向かった。
そこで、
自分の予想に対象者の行動を合わせてはいけません。
予想が外れたなら、
予想を修正する。
事実に合わせて判断を変える。
探偵に必要なのは、
「自分の予想が正しかったことを証明すること」
ではなく、
「実際に何が起きているのかを確認すること」
だからです。
【信頼できる人は質問された時に怒らない】
自分の考えについて、
「どうしてそう思うの?」
と聞かれた時、
すぐに怒る人もいます。
「私を疑っているのか。」
「黙って従えばいい。」
しかし、
信頼できる人は、
必要な質問であれば、
自分の考えを説明しようとします。
もちろん、
すべての質問に答える義務があるわけではありません。
ただ、
質問そのものを敵意として扱わない。
そこにも心の余裕が表れます。
【「話し合える人」は長く信頼される】
長い人生では、
必ず意見が違う瞬間があります。
一度も disagreement がない関係より、
意見が違っても、
話し合える関係の方が強い場合があります。
「自分はこう思う。」
「あなたはそう考えるんですね。」
そして、
必要なら、
「では二人にとってどうするのが良いだろう。」
と考える。
信頼とは、
意見が同じことではありません。
違っても安心して話せることでもあります。
【自分と違う意見を否定せず聞ける人を見極める7つのポイント】
長く信頼できる相手なのかを見る時は、
次の7つを意識してみてください。
1.「違う=間違い」とすぐ決めないか
価値観の違いと正誤を分けられる。
2.相手がなぜそう考えるのか聞けるか
背景や理由を理解しようとする。
3.話の途中で遮らず最後まで聞けるか
反論する前に相手の意見を受け取れる。
4.理解と同意を分けられるか
意見が違っても相手を尊重できる。
5.反対意見を人格否定として受け取らないか
考えへの反論と自分への攻撃を区別できる。
6.新しい事実があれば自分の考えを修正できるか
意見を変えることを負けだと思わない。
7.議論で勝つことより良い結論を考えられるか
相手を言い負かすことを目的にしない。
【探偵歴23年で感じる「本当に話し合える人」】
探偵として23年間、
夫婦。
家族。
仕事。
さまざまな人間関係を見てきました。
そこで感じるのは、
信頼関係が強い人たちは、
必ずしも意見が同じなのではないということです。
違うことがあります。
喧嘩することもあります。
納得できないこともあります。
しかし、
最後には、
相手の話を聞く。
自分の考えも伝える。
そして、
事実や現実を見ながら考える。
それができる関係は、
問題が起きても修復できる可能性があります。
【最後に】
自分と同じ意見の人だけと付き合えば、
とても楽かもしれません。
しかし、
人生では、
違う考えの人と関わる場面が必ずあります。
そこで大切なのは、
違う意見を聞いた瞬間に、
相手を敵にしないことです。
「そういう考えもある。」
と一度聞く。
なぜそう思うのか知る。
その上で、
自分は違うと思えば、
「私はこう考えます。」
と伝えればいい。
探偵として23年間、
多くの人間関係を見てきたからこそ、
私はこう考えています。
本当に信頼できる人とは、
何でも賛成してくれる人ではありません。
自分と意見が違っても、
こちらの話を最後まで聞き、
必要なら自分の意見も伝え、
それでも人としての敬意を失わない人です。
意見が一致することより、
意見が違った時にも話し合えること。
その力こそ、
長い人間関係を支える、
本当の信頼の一つなのだと思います。
【次回予告】
第136回
「探偵は『感情と事実を分けて話せる人』ほど信頼できる理由を知っている」
「私はそう感じた。」
という感情と、
「実際にこうだった。」
という事実。
この二つが混ざると、
人間関係では誤解が生まれることがあります。
次回は、
怒りや不安を否定せず、
それでも事実と分けて考えられる人が、
なぜ信頼されるのかについて、
探偵歴23年の視点からお話しします。
【Infinity顧問】
探偵歴23年。
現在、ハイクラス総合探偵社Infinity顧問。
23年間の探偵経験をもとに、人間心理や判断力、人を見る力、人生に役立つ考え方を発信しています。
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自分と違う意見を否定せず聞ける人が信頼される理由|探偵歴23年が教える「話し合える人」7つの特徴
~信頼できる人は「違う=間違い」と決めつけない~
【はじめに】
前回は、
「探偵は『自分より立場の弱い人にも敬意を持てる人』ほど信頼できる理由を知っている」
というテーマについてお話ししました。
上司や取引先には丁寧でも、
部下。
後輩。
店員。
自分に利益を与えない相手。
反論しにくい立場の人。
そんな相手への態度には、その人の本質が表れることがあります。
本当に信頼できる人は、
相手の肩書きによって基本的な敬意を大きく変えない。
そんな内容でした。
そして今回のテーマは、
「自分と違う意見を否定せず聞ける人」
です。
人間関係では、
考え方が違うことがあります。
仕事。
お金。
夫婦関係。
子育て。
恋愛。
人生。
同じ出来事を見ても、
人によって答えは違います。
しかし、
自分とは違う意見を聞いた瞬間、
「それは間違っている。」
「普通はそんなこと考えない。」
「あなたは何も分かっていない。」
と否定してしまうことがあります。
探偵として23年間、多くの相談者や人間関係と向き合ってきた中で、
私は、
本当に信頼できる人ほど、
自分と違う意見を聞いた時に、
すぐ相手を否定しないと感じています。
【意見が違うことと、人間性を否定することは別】
「私はそうは思わない。」
これは一つの意見です。
しかし、
「そんな考え方をするあなたはおかしい。」
となると、
話は変わります。
意見について話していたはずが、
いつの間にか、
相手の人格そのものを否定することになります。
人間関係では、
意見が一致しないことがあります。
大切なのは、
意見が違った時にも、
相手を一人の人間として尊重できるかどうかです。
【1.「違う=間違い」と考えない】
自分にとって正しいことが、
すべての人にとって正しいとは限りません。
例えば、
仕事を最優先する人。
家族との時間を最優先する人。
将来のために貯金する人。
今しかできない経験へお金を使う人。
どちらか一方だけが正しいとは限りません。
価値観が違うだけの場合もあります。
「自分と違う。」
その瞬間に、
「相手が間違っている。」
と決めつけないことが重要です。
【2.まず「なぜそう思うのか」を聞く】
相手の考えが理解できない時は、
否定する前に、
「なぜそう考えるのだろう。」
と聞いてみることです。
過去の経験。
育った環境。
現在の状況。
大切にしていること。
その背景を聞くと、
最初は理解できなかった考え方にも、
理由が見えてくることがあります。
相手の意見に賛成する必要はありません。
ただ、
「そう考える理由は分かった。」
というところまで行ければ、
対話は続けられます。
【3.最後まで聞いてから判断する】
話の途中で、
「それは違う。」
と遮ってしまうと、
相手が本当に伝えたかったことが分からなくなります。
第126回でも、
「人の話を最後まで聞ける人」
についてお話ししました。
意見が違う時ほど、
この力は重要です。
自分が反論したくなっても、
まず最後まで聞く。
その後で、
自分の考えを伝える。
それだけでも、
会話の質は大きく変わります。
【4.相手の意見を理解することと、同意することを分ける】
ここは非常に重要です。
相手の話を聞く。
相手の立場を理解する。
だからといって、
同じ意見になる必要はありません。
「なぜそう思うのかは分かりました。ただ、私はこう考えます。」
それでいいのです。
理解と同意は別です。
この二つを分けられる人は、
違う意見の人とも冷静に話すことができます。
【5.反対意見を「攻撃」と受け取らない】
自分の意見へ反対されると、
自分自身を否定されたように感じることがあります。
すると、
感情的になり、
「じゃあもう話す必要はない。」
となってしまう。
しかし、
相手が反対しているのは、
自分という人間ではなく、
その考え方の一部分かもしれません。
意見への反対と、
人格への否定を分ける。
これは、
長く人間関係を築くうえで非常に大切です。
【6.自分が間違っている可能性も残しておく】
自分の考えに自信を持つことは大切です。
しかし、
「自分が絶対に正しい。」
と思い込むと、
新しい情報が入らなくなります。
相手の話を聞いた結果、
「確かにその部分は自分が間違っていた。」
と気づくこともあります。
本当に強い人は、
意見を変えることを負けだとは考えません。
事実や新しい情報によって、
判断を更新することができます。
【7.議論で「勝つこと」を目的にしない】
人との会話が、
いつの間にか勝負になることがあります。
相手を言い負かしたい。
自分が正しいと認めさせたい。
最後に相手を黙らせたい。
しかし、
相手に勝っても、
関係が壊れれば意味がない場合があります。
本当に必要なのは、
「誰が勝ったのか。」
ではなく、
「何が一番良い判断なのか。」
を考えることです。
【意見が違う人から学べることもある】
自分と同じ考えの人と話すのは、
安心します。
しかし、
自分と違う意見の人からしか学べないこともあります。
「そんな考え方もあるのか。」
「自分はそこを見ていなかった。」
「この部分は取り入れられるかもしれない。」
違う意見は、
自分の考えを広げる材料にもなります。
だからこそ、
最初から拒絶してしまうのは、
もったいないことです。
【ただし、すべての意見を受け入れる必要はない】
人の意見を聞くことが大切だからといって、
何でも受け入れなければならないわけではありません。
自分を傷つける言葉。
明らかな侮辱。
危険な要求。
違法なこと。
そうしたものまで、
「相手の考えだから。」
と受け入れる必要はありません。
必要なら、
「その考えには同意できません。」
と伝える。
そして、
距離を取ることもできます。
相手を尊重することと、
自分を守ることは両立できます。
【夫婦では「正しさの争い」が関係を悪くすることがある】
夫婦関係では、
「どちらが正しいか。」
の争いになることがあります。
お金。
家事。
仕事。
子育て。
連絡。
休日の過ごし方。
どちらにも、
それぞれの理由があります。
そこで、
「自分の考えが普通。」
と押し付けると、
相手は、
「自分の気持ちは全く聞いてもらえない。」
と感じるようになります。
夫婦では、
正解を決めるだけではなく、
二人が続けられるルールを作ることも大切です。
【浮気問題では「相手の話を聞くこと」と事実確認は分ける】
浮気や不倫を疑っている時、
相手の説明を聞くことは必要です。
しかし、
説明を聞いたから、
すべて信用しなければならないという意味ではありません。
逆に、
疑っているから、
最初から何を言っても嘘だと決める必要もありません。
説明は説明として聞く。
そして、
必要なら客観的な事実を確認する。
感情。
説明。
事実。
この三つを分けて考えることが、
冷静な判断につながります。
【婚前では「価値観が違った時の対応」を見る】
結婚前、
価値観がすべて一致している必要はありません。
むしろ、
違う部分があるのが普通です。
重要なのは、
違いが見つかった時に、
どう話し合えるかです。
相手の意見を聞く。
自分の意見も伝える。
お互いに譲れるところを考える。
それとも、
「自分の言うとおりにしろ。」
となるのか。
結婚生活を考えるなら、
意見そのものより、
意見が違った時の対応を見ることも重要です。
【仕事では反対意見を言える環境が組織を守る】
仕事では、
上司の意見へ反対することが難しい場合があります。
しかし、
誰も反対意見を言えない組織は、
重大な問題を見落とすことがあります。
本当に優れたリーダーは、
自分と違う意見が出た時に、
まず理由を聞くことができます。
「自分への反抗だ。」
と受け取るのではなく、
判断材料として扱う。
それが結果的に、
組織を守ることにもつながります。
【探偵の仕事でも「最初の仮説」に固執しない】
探偵の仕事でも、
最初に考えていたことと、
実際の事実が違うことがあります。
「この日に動くだろう。」
と思っていた。
しかし動かなかった。
「この場所へ行くだろう。」
と思っていた。
しかし別の場所へ向かった。
そこで、
自分の予想に対象者の行動を合わせてはいけません。
予想が外れたなら、
予想を修正する。
事実に合わせて判断を変える。
探偵に必要なのは、
「自分の予想が正しかったことを証明すること」
ではなく、
「実際に何が起きているのかを確認すること」
だからです。
【信頼できる人は質問された時に怒らない】
自分の考えについて、
「どうしてそう思うの?」
と聞かれた時、
すぐに怒る人もいます。
「私を疑っているのか。」
「黙って従えばいい。」
しかし、
信頼できる人は、
必要な質問であれば、
自分の考えを説明しようとします。
もちろん、
すべての質問に答える義務があるわけではありません。
ただ、
質問そのものを敵意として扱わない。
そこにも心の余裕が表れます。
【「話し合える人」は長く信頼される】
長い人生では、
必ず意見が違う瞬間があります。
一度も disagreement がない関係より、
意見が違っても、
話し合える関係の方が強い場合があります。
「自分はこう思う。」
「あなたはそう考えるんですね。」
そして、
必要なら、
「では二人にとってどうするのが良いだろう。」
と考える。
信頼とは、
意見が同じことではありません。
違っても安心して話せることでもあります。
【自分と違う意見を否定せず聞ける人を見極める7つのポイント】
長く信頼できる相手なのかを見る時は、
次の7つを意識してみてください。
1.「違う=間違い」とすぐ決めないか
価値観の違いと正誤を分けられる。
2.相手がなぜそう考えるのか聞けるか
背景や理由を理解しようとする。
3.話の途中で遮らず最後まで聞けるか
反論する前に相手の意見を受け取れる。
4.理解と同意を分けられるか
意見が違っても相手を尊重できる。
5.反対意見を人格否定として受け取らないか
考えへの反論と自分への攻撃を区別できる。
6.新しい事実があれば自分の考えを修正できるか
意見を変えることを負けだと思わない。
7.議論で勝つことより良い結論を考えられるか
相手を言い負かすことを目的にしない。
【探偵歴23年で感じる「本当に話し合える人」】
探偵として23年間、
夫婦。
家族。
仕事。
さまざまな人間関係を見てきました。
そこで感じるのは、
信頼関係が強い人たちは、
必ずしも意見が同じなのではないということです。
違うことがあります。
喧嘩することもあります。
納得できないこともあります。
しかし、
最後には、
相手の話を聞く。
自分の考えも伝える。
そして、
事実や現実を見ながら考える。
それができる関係は、
問題が起きても修復できる可能性があります。
【最後に】
自分と同じ意見の人だけと付き合えば、
とても楽かもしれません。
しかし、
人生では、
違う考えの人と関わる場面が必ずあります。
そこで大切なのは、
違う意見を聞いた瞬間に、
相手を敵にしないことです。
「そういう考えもある。」
と一度聞く。
なぜそう思うのか知る。
その上で、
自分は違うと思えば、
「私はこう考えます。」
と伝えればいい。
探偵として23年間、
多くの人間関係を見てきたからこそ、
私はこう考えています。
本当に信頼できる人とは、
何でも賛成してくれる人ではありません。
自分と意見が違っても、
こちらの話を最後まで聞き、
必要なら自分の意見も伝え、
それでも人としての敬意を失わない人です。
意見が一致することより、
意見が違った時にも話し合えること。
その力こそ、
長い人間関係を支える、
本当の信頼の一つなのだと思います。
【次回予告】
第136回
「探偵は『感情と事実を分けて話せる人』ほど信頼できる理由を知っている」
「私はそう感じた。」
という感情と、
「実際にこうだった。」
という事実。
この二つが混ざると、
人間関係では誤解が生まれることがあります。
次回は、
怒りや不安を否定せず、
それでも事実と分けて考えられる人が、
なぜ信頼されるのかについて、
探偵歴23年の視点からお話しします。
【Infinity顧問】
探偵歴23年。
現在、ハイクラス総合探偵社Infinity顧問。
23年間の探偵経験をもとに、人間心理や判断力、人を見る力、人生に役立つ考え方を発信しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ご相談について】
ハイクラス総合探偵社Infinityでは、浮気・不倫調査、人探し、婚前調査、企業調査など、さまざまな調査に対応しています。
「相手と話し合っても意見がまとまらない」
「相手の説明と実際の行動に違和感がある」
「感情だけではなく、事実を確認してから判断したい」
そのような段階でも構いません。
現在のお悩みを丁寧にお伺いし、必要な事実確認や調査が適切なのかも含めてご相談いただけます。
無料相談受付中
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