アメックス最終章 | POETRY? BLOG

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詩的で私的、みたいな。要はブログ。楽しければそれでいい。

西口公園へと向かう途中、
東口から西口へと向かう途中、ガード下でサイフを見つけた。
怖くなってた自分、でもそのラッキーっぷりに驚いた。


「そのサイフ、拾うのか?」


すぐ側で座っていたホームレスが、いきなり声を掛けてきた。


『その前に、アンタは拾わないのか?』心の中でそう呟いた。


「なんでオマエは拾わないのかって、思ったんだろ。」

「そう、、、ですね。」

「DAYONE~」

「でもな、なんでオレがサイフ拾わないのかっていうのはさ、
オレはさ、自分のサイフをなくしてさ、そんでさ、今こうなワケよ。」

「、、、そうなんですね。」

「サイフ、なくしたくらいでなんでって思うだろ?」

「そうですね。」

「そのサイフにはさ、オレのさ、大事なものが入ってたワケよ。」

「お金でもクレジットカードでもない、大切なものがさ。」

「返してほしいケド、返ってくるわけないもんでさ。辛いよね~。」

「一体、それってなんなんですか?」

「写真だよ。写真っていうか、お守りだな。」

「それなくして、それでホームレスなんですか?」

「お守りなくしたからな、守ってもらえなくなったんだよ、ハハ。」

「それ、どんな写真なんですか?」

「自分の写ってる写真。」

『意味わかんね~』

「自分がもういない、っていうことなんだよ。」

『葉っぱ喰ってます?』

「ところで、オマエさんは誰なんだい?」

「自分は大学生ですけど、、、」

「名前をきいてるんだ。」

「谷野タケシっていいます。」

「うらやましいね。名前があるなんて。」

「お名前は?」

「ないよ。ないない。」

『ハッ?きいといて何それ?』

「オレの名前は、谷野くんにあげたから。」

「?」

「谷野くん、お守り返してくれないかな?」

「!?」

「オマエ、オレのサイフ持ってるだろう?」

「!!!」

「お守り、返せや。」



そんな事があったら怖いです。
そりゃあ、怖いです。

谷野くんもきっと怖かったはず。
谷野くんはこの後、どうなったのでしょう。コワ過ぎです。

アメリカンエクスプレスは、犯罪以外なら何でもするそうです。
ブラックカードを所有していたら、どんなことでも出来るそうです。


サイフをなくしても、その日のうちに見つけられるみたいです。


限度がないので、これくらいにしときます。


FIN

※この物語は、フィクションです