Kyaiktiyo | -世界見学-

Kyaiktiyo


バガン遺跡とポッポ山というミャンマー2大絶景スポット(私的)を拝んだ後は、
夜行バスと列車を乗り継ぎ、ミャンマー1の聖地と言われるチャイティーヨーへ。


ヤンゴンから列車でチャイティーヨーの麓の町、キンプンまで行き、
そこから先はピックアップトラックという、政府が運営するトラックの荷台に乗ってしか行けず、

これがかなり本数が限られていてめんどくさい。

しかもよくある、“満員になったら出発”パターンだから、最悪。
1時間待ちなんてザラにある。


さらに運悪くこの日は豪雨(苦笑)。

でも翌日にはもうミャンマーを出なくてはならなかったので、
豪雨でももはや選択肢は残されてなかった。




1時間半待ちの末、かなり急な山道をかなりのスピードで山頂を目指すのは
まるでジェットコースターさながらで、みんな振り落とされないようにかなり必死だった。

後から聞いた話だけど、あまりに運転が荒いもんだから、
途中出血しちゃったおばあちゃんとかもいたらしい。。

そんだけ急ぐならもう5分早く出発しろよと思わずにはいられなかった。。



そして、




40分後、




山頂、チャイティーヨー到着。









もちろん、










相変わらずの豪雨








プラス、










バガンであれだけ欲していた、










霧がここで登場。(苦笑)















ゴールデンロック、























見えず(苦笑)






さらにツイてないことに、山頂のために標高が上がったのに加え、
激しい豪雨で全身ずぶ濡れのため、

半袖短パンでやって来た自分はもう歯がガクガクするほど寒かった。

バックパックを麓の町キンプンに置いてきたので、
防寒着はおろか、着替えさえもほとんど持って来てなかったからもうどうしようもないし、

まさに踏んだり蹴ったりだった。


それでも唯一、良かったといえるのはここでは素晴らしい出会いがあったこと。


同じピックアップトラックに乗っていたウィンさん一と仲良くなり、
翌日早朝にヤンゴンまで帰らなくてはいけないと話していたら、


自分達もヤンゴンに帰るから、一緒に自分たちの車に乗って帰ろうと言ってもらえた。



バスや列車だと6時間近くかかるのに、
ほんとか嘘か車なら2時間半もあればヤンゴンまで帰れるというので、

これはかなりラッキーなオファーだった。



ウィンさん一家のうち何人かは、日本に住んでいたことがあり、
みんな日本語がかなり堪能だったのも非常に有り難かった。


夜は山頂で、ほぼ選択肢もなく、
否応なしに48ドルもする宿で就寝。(もちろん今旅最高額)




高いだけあってホテルのサービスなんかはこれまでと別次元だった。(苦笑)





翌朝、













相変わらずの豪雨








プラス
















バガンであれだけ欲していた

濃霧(2回目)








日本で言うところのちょうど台風直撃のようなイメージ。









もはや、




















観光どころじゃないwww















ゴールデンロック、






















見えず。www(2回目)








豪雨すぎてもう人も全くおらず、


男なら触ることもできると聞いていたのに、

豪雨すぎてなんかゲートも閉じっぱなしで触ることもできず。。





もはや、

















自分が今なにしにここに来ているのかもわからなくなってくる状況。。(苦笑)





雨に打たれながら、それでもせめて写真だけは撮っとかないとと
撮影したのがこちら。





この写真だけでもいかに霧が濃いか分かってもらえるはず。





そして、


約束の朝8時半、



ウィンさん一家との待ち合わせ場所に行ってみると・・・、








・・・、










・・・、









なぜかおらず。。







というか、豪雨の中でこの近辺、ウィンさん一家どころか人っ子ひとりおらず。。




あまりにひどい天気なもんだから、もう待ち合わせどころでもないし、
もしかしたらもう先に帰っったんじゃないかと思い、仕方なく自分も帰ることにした。


ピックアップトラック乗り場に行ってみると、ちょうど人が揃ってきたところで、
いざ乗り込もうとすると、


突然、


「NO!」



と、そのトラックの呼び込みに拒否された。


荷台に乗っているローカルの人達は、


「乗れ乗れ」

と言ってくれているのに、


その呼び込みだけは頑なに



「NO!」



の一点張り。



それもそのはず、

どういうわけか外国人は本来はこの頂上付近から
ピックアップトラックに乗ることはできず、

1時間近く徒歩で下り、


そこから初めてトラックに乗ることが許される、らしい。


でももちろんそのことは知っていた。(地球の〇き方にもきちんと書いてある)



それでも乗れたっていう話は良く聞いていたし、
自分もなんだかんだ乗れるだろうと思っていたら・・・、




この結果。。




かなり精神的にきた。。


なにより、バスで帰る場合、このトラックに乗れなければ
もう時間的に飛行機に間に合わなかった。


豪雨の中、ひとりトラック乗り場に取り残され、
クソ寒いし、もう飛行機に間に合うためにどうしたらいいかわからないし、もう半べそ状態。









と、









その時、














霧の中からひとりの人影が現れた。
































ウィンさんだった。

















まさに救世主だった。
















スイスの山の中で出会ったおっちゃんばりに。









雨合羽を着て、霧の中から現れたウィンさんは、











ゴールデンロックよりも
よっぽど輝いて見えた。








再び出会えたことと、飛行機に間に合うという嬉しさの反面、
待ち合わせ場所で待ち続けず、先にトラックに乗ろうとしてしまったことに申し訳なく思った。



それでもウィンさんはそんなことは気にする素振りもなく、


「ドウシタ、トラック乗レナカッタ??」


と言ってきたので、


「僕が外国人だから、乗せてもらえなかった。だからこれから歩いて下で待ってるよ。」


と言うと、




「ダイジョウブ、オレがナントカスルカラ!」

「オレ、チカラ持ッテル!」





と、

若干意味不明ながら、なぜかもの凄く強気なことを言ってくれたので(苦笑)、
信じてトラックを待つことにした。



それから1時間半後、


ウィンさんが口を利いてくれたのか、
カッパで頭まで覆っていたため、外国人と思われなかったのか、

今度は無事にトラックに乗り込むことができた。

(前回乗せてもらえなかったのはいったいなんだったのか・・・。)


また、キンプンの町からヤンゴンまでも、
なんだかんだ4時間位かけて、ウィンさん一家の車で無事に帰ることができた。


しかも、

フライト時間も迫っていたため、空港まで直接送り届けてくれた上、
途中もう現地通貨を使い果たしていた僕に、かなり豪華な昼飯までご馳走してくれた。


「今日モウ飛行機キャンセルシテ、ウチニ泊マリニ来イ!」


なんて言ってもらえたのもほんとにうれしかったし、
道中も笑いが絶えずほんとに楽しかった。


最後に空港に着いた時に、米ドルしかなかったので、
米ドルでお金を払おうとすると、


「オ金はイラナイ!オレ達モウイッパイ持ッテルカラ!」

「ソノカワリ、今度マタ来タ時、オミヤゲ、タクサン、OK?」



と最後まで冗談ばかりでほんとに良い人達だった。






ミャンマーはよく、“人が良い”なんて聞いていたけど、
ほんと、まさにその通りだった。


英語があまり浸透しておらず、直接会話できる人はかなり限られてくるけど、
人々は総じてフレンドリーで、いつも笑顔だった。


開放的になったのもつい最近のため、観光地でもあまり観光客スレしていなく、
まだまだ随所に秘境っぷりが満載のため、まだ行ったことない人にはかなりオススメ。


ヤンゴンの素敵なホームステイ先、紹介します(苦笑)












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では、また近々更新します。