あいだがあいて しまいましたが、名古屋旅の続き を書きます。
あまり知られていないようですが、名古屋には 戦前の有名人やお金持ちの お屋敷を見学できる場所があります。
「文化のみち」で、かつて名古屋城につかえる 侍の武家屋敷があった場所に 明治維新で 侍がいなくなった後、起業家やお金持ちが 屋敷を作って住んだとのこと。
そのなかの 二葉館、豊田佐助邸、橦木館(旧井元為三郎邸)に行きました。
二葉館は、日本初の女優で 欧米で人気を集めた 川上貞奴と、電気王といわれた 福沢桃介が 住んだお屋敷を 移築したもので 美しい洋館と 居住スペースの和間がみれます。
美しい螺旋階段など、家中に 素敵な照明があって、二人が住んでいた時は 庭から家全体を 電気でライトアップして 電気の良さ、美しさをアピールしていたそうです。
貞奴の使った火鉢や着物、食器、書斎などを みることができます。
豊田佐助は あのトヨタの創業者の豊田佐吉の 16歳下の弟で、兄を支え、のちに社長にもなった人です。
やはり客をもてなす洋館に、居住スペースを中心とした 和室がつながっています。
関東大震災後の建築で 耐震構造なのだとか。
洋館の天井の換気口は 鶴亀に「トヨダ」字のマークになっています。
和室も 金箔が ちりばめられた 豪華なもので 雨戸は 夏用と冬用の 入れ替え制です。
昔は 女中や使用人たちが住む住宅も 裏庭にたっていたそうです。
橦木館は 陶磁器の輸出で財をなした 井元為三郎がたてた屋敷で ステンドグラスや 庭にテラスがある洋館と 中庭がある和室、お茶室などが あります。
ここに住んだら 庭のテラスで朝食、中庭をみながら昼寝、お茶室で心を鎮めてお茶をたてるなど、とても心豊かな生活ができるだろうなと 憧れるお屋敷でした。
行きは「めーぐる」という 主要観光地を回る 市の観光バスで行き、帰りは普通の市バスで駅まで帰ってきました。
これらの建物が 残っているのは 太平洋戦争のとき 米軍が 空から写真をとっていて、どこを空爆し、どこを残して、戦後 米軍が占領したときに 利用するかを あらかじめ決めて 爆弾を落としていたから。
一億総玉砕と叫んで必死に戦っていた 日本軍に比べて なんという余裕でしょう。
勝ち目のない戦争を 勝てるとだまして 国民を戦争に向かわせた日本政府(軍部)の 過ちを 繰り返してはいけません。












