癌のサバイバーの多くが、なんらかの食事療法をしていたと言われています。
玄米菜食やゲルソン療法など。
食事療法のしかたと抗癌剤への考え方について、サバイバー自身やその研究者たちのいくつかの立場を、それぞれの本から紹介します。
 
中山武『ガンがゆっくり消えていく』
中山さんは、スキルス胃癌を日野式食事療法、心、運動を中心にして直し、「いずみの会」という患者会を作っています。抗癌剤は最小限、早くおさらばすべし、との立場。食事の基本は、玄米・緑黄色野菜・根菜・芋・大豆製品・ゴマなどの種実類・小魚と少量の白身の魚・植物油・海草。
 
グレッグ・アンダーソン『ガンに打ち勝つ患者学』
アメリカで末期癌から生還した患者たちにインタビューして共通項を提言したもの。
アンダーソン自身が末期癌からのサバイバーです。
抗癌剤に肯定的。
ただし、患者が医療プログラムに主導権をもつこと、積極的に補足的/代替的治療法を併用すること、栄養学的プログラム(肉類を減らし、新鮮な野菜とフルーツ、全粒穀物を中心とする、加工食品を避ける、ビタミン・ミネラル・植物性のサプリ)を重視することをあげている。
 
岡本裕『9割の医者はがんを誤解している』
がんを中心としたインターネットの医療機関e-クリニックを主宰。
抗癌剤は時間稼ぎとしてのみ利用する。
メンタル、栄養、運動が基本。塩分・糖分、脂肪分、アルコール、肉類、乳製品、加工食品を控える。天然の野菜ジュース、天然のサプリメントをとる。
 
川竹文夫『ガン・治る法則12カ条』
自分がガンになったのをきっかけに、末期がんのサバイバーへのインタビューから治る方法をさぐる。「ガンの患者学研究所」を主宰。
抗癌剤を否定。
自分が治療の主体となること、食事と心を基本とする。玄米菜食。
 
済陽高穂『がん再発を防ぐ「完全食」』
免疫力を落とさない範囲での抗癌剤使用。(白血球3000ー4000以上、リンパ球1000以上)
塩分・動物性タンパク質・脂肪の制限。野菜・果物・玄米・豆・芋・乳酸菌・海草・きのこ・蜂蜜・レモン・ビール酵母。
 
というわけで、食事は重要、抗癌剤は最小範囲で、という結論でしょうか。