先日、サントリー美術館の鍋島藩窯の展示をみました。
佐賀の鍋島藩という大名家が、将軍や他大名への贈答に使うためだけに
焼かせたぜいたくな陶磁器。ーーそれが鍋島藩窯です。
 
陶磁器が好きな人には堪らないと思います。
鮮やかな赤絵、品のある染め付け、独特のつやと光沢の青磁、
一つの皿のなかでも使い分けられ、美しい模様を生み出す多様な釉薬。
 
特に、模様の配置の精密さ、それを20脚、寸ぷんたがわず同じものを作った
技術力が、当時としてはすごかったということで、逆にいうと、機械ができ技術の進歩で今では当たり前のことが、当時としては、ものすごく難しく貴重なことだったんだなと、不思議な気も。
 
また、常に斬新で高いセンスのデザインへの要求があり、民間のデザインなども積極的に取り入れて工夫していたところが、クリエイティビテイの専門家集団とはこういうものだなと思ったり、当時の将軍家の評価の高さに感心したり。
 
ひとつ、とても気になった皿は、将軍家から佐賀藩にお嫁にきた姫が大奥へ贈るためにつくらせたといわれる皿。白地に周りがレースのように繊細なぎざぎざの縁取りで、中央には蝶々が飛んでいる。ものすごーく、乙女チックなデザインで、びっくりしました。うーん、昔も今も少女趣味はあったんだなーと。(*^_^*)