1979年から2010年までの間に、
村上春樹が書いた未発表の文章を集めた「雑文集」![]()
文学賞の受賞コメント
レコードのライナーノーツ
随筆や鼎談
などなど・・・
装丁は、村上氏と親交が深い和田誠と安西水丸の共作で、イラストが上品にデザインされたトレーシングペーパーカバーから透けて見える。チラ見![]()
我思うに、トレーシングペーパーの印刷と加工はとても手間がかかる。
そのかわり、手触りがよく丈夫で汚れない。
本文の活字も読みやすく、紙質もよく手になじむ。
つまり、書籍の最高のプロが結集した1冊ではないかと・・・ ![]()
村上春樹の小説が、彼が投影する研ぎ澄まされたフィクションだとしたら、この「雑文集」は、村上春樹の在り方そのものであり、彼が編み出すフィクションの源である。
「雑文集」はいわば、ファンクラブのための集いような書籍![]()
昨年、「1Q84」が社会現象となるくらい売れたが、
「何でそんなに売れるのだろうと・・・」
違和感があった。
分かりにくいストーリで起承転結もないのに、そんなに多くの人が本当に面白いと思ったのだろうか・・・![]()
俄かに「1Q84」を手にした人は、「雑文集」は恐らく買わないだろう~~~
この本を読む人は、それなりに長く村上作品と関わってきた人への、ちょっとしたプレゼント。そんなウィットを感じる隠れた名作ではなかろうか![]()
I grow up every day
