1/9(日)、
原作を読んで以来、楽しみにしていた
「海炭市叙景」を劇場で観た![]()
紛れもない名作である。
架空の町、「海炭市」に暮らす市井の人々のオムニバスストーリーだ![]()
誰しもが重たい思いを抱えながら、ひたひたと毎日を生きている。
笑えるシーンなど、一度もない。かといって、暗く沈みこんでいくわけでもない。
粘りつくような質感のある映像の中で、淡々と、淡々と、人々の生活は続く・・・
「起承転結」など期待してはいけない。
暮す、ということは起と承と転を繰り返している。
希望の光など、物語の中にはない。
それは、人の心の中にしかない。
海炭市の暮す人々も、スクリーンに対峙している我々も、自分の心の中にしかない光を感じ取ることで、一緒に呼吸しリンクしている。
だから、こんなにも「揺さぶられる」映画ではないだろうか。
この映画を、大手制作会社ではなく函館市民が中心となって、これほどのクオリティの作品を完成させたことは奇跡に近いかも知れない。
多くの市民が出演していたと聞く。
もちろん力のある役者も出演していた。
中でも、加瀬亮と竹原ピストルの「普通」に徹する存在感は圧倒的だった![]()
映画が好きな人は、観るべし観るべし観るべし![]()
この原作を映画にしようとしたスタッフや監督の慧眼は、見事というほかないだろうと・・・
I grow up every day
