今回は青森県代表について考えてみたいと思います。
【大会展望】
最近5年での代表校を見れば八戸学院光星が3回出場するなど
一歩抜け出している感も出ているが、
強豪校が犇きあう青森県。そんなに甘くはないだろう。
秋季大会優勝、春季大会ベスト4の八戸学院光星は安定した力。
投手3本柱でもある中川優選手、八木彬選手、呉屋開斗選手を従え磐石の構えで挑む。
昨夏を経験した3人が残っているのは非常に心強い。
投手力に慢心せず打線も奮闘すれば甲子園出場もそう遠くはないだろう。
王者・八戸学院光星に対する第一筆頭が弘前学院聖愛だ。
秋こそ決勝で敗れはしたものの、春季大会では優勝を飾り着実に力をつけている。
チームを引っ張るのはエースの赤川諒選手と長打力に定評のある嘉瀬建選手だ。
一昨年甲子園出場時1年生だったメンバーが3年となり経験のあるメンバーが揃った。
投打のエースが本来の実力を出せば2年ぶりの甲子園も見えてくる。
春季大会で八戸学院光星を破ったのが青森山田だ。
実力はあるもののあと一歩及ばず2009年以来甲子園出場が果たせていない。
八戸学院光星と青森山田の2強時代もあっただけに実績は豊富だ。
青森山田にはエースで4番の小野雅登投手や、
中学時代日本代表にも選出経験を持ち、巧なバットコントロールの評価が高い水木海斗選手など
バラエティに富んだ選手が多い。
ここの力が噛み合わされば面白くなりそうだ。
次いで名前が挙がるのが八戸工大一。
秋季大会ベスト4、春季大会ベスト8と安定した力はある。
注目されているのは身長195cmの内沢航大投手だ。
その高身長から投げ込まれる球は打者にスピード以上のものを感じさせる。
まだ荒々しいところもあるだけに修正できれば好投手に成り得る。
以上4強が青森大会を引っ張っていくだろう。
その他、青森、弘前実、大湊、五所川原商が続くか。
【注目選手】
注目すべきは青森山田の水木海斗選手。
(出典:高校野球ドットコム)
水木海斗 遊撃手 / 3年
その実力は中学時代から発揮されていた。
U-15の全日本メンバーの一人で、USSSA全米選手権大会に出場した際、
1番遊撃手として全試合に出場し、本塁打は1本ながらも
24安打17打点と5割を超える高打率をマークし一躍有名になった。
高校は青森山田に進学し、1年からレギュラーとなった。
しかし打撃だけではない。
中学日本代表時代に出場した全米選手権大会で
最も優れた守備を披露した選手に贈られる「ゴールドグラブ賞」を受賞するなど
守備も折紙つきであり、
走力も平均以上は見て取れる。
つまり走攻守3拍子揃ったプレイヤーなのだ。
水木海斗選手の活躍でチームを鼓舞し勝利へと繋げて欲しい。
ハイ