秋のヤン様に,


どんな服を着せようかと




半身浴ついでに


眺めていた雑誌に




「・・・男は消耗品」


との


村上龍さんのコラムがあった。







目に入った瞬間,









おー・・・




素敵な言葉だ。












・・・ならば,




ヤン様を


一生,



骨までしゃぶって


味わい尽くしてやろう。











と,一人


納得した。







消耗する男。



消耗させられる男。



消耗品,男。





何ていい響き・・・









男は,消耗してこそ。







そうだそうだ。



消耗しない男なんて



みっともないじゃないか。






消えて無くなるから


花火は美しいんじゃないか。 ←?









何というか,







年相応にはどうやっても見えない程の


若さを保っていた,ヤン様が




深夜残業が何カ月も


続いた後



意外な程,無精髭が生え




以前よりもほんの少しだけ


血色が悪くなった


顔をしているのを




可哀想にと思う反面,




余計に魅力的だと思えてしまう


そんなときに




ぴったりだよ。







消耗品。








あ,でも


釜さんが


死ぬまでは





絶対に死なないで欲しい


消耗品ヤン様。








ほんとに消耗し尽くすのは



妻が死んだ後にしてくれ。




と,思う。